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初めて動物病院にかかる猫の飼い主が知っておくべき「受診の心得」「かかりつけ医の見つけ方」|獣医師解説

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猫を家族に迎えると必ずお世話になる動物病院。猫を飼うのが初めての飼い主さんは、動物病院にかかるときにどうすればよいのか、ドキドキしてしまう人も多いのではないでしょうか。

この記事では、「動物病院の待合室で過ごすコツ」「かかりつけの動物病院や獣医師との付き合い方」などについて解説します。

【Q&A】動物病院の待合室で過ごすコツは?

キャリーバッグに入るマンチカン
ねこのきもち投稿写真ギャラリー

動物病院の待合室ではどのように過ごしたらよいのか、イメージが湧かない飼い主さんもいるかと思います。まずは、よくある疑問をQ&A形式でご紹介します。

Q1. 動物病院の待合室で、子猫が不安がって鳴いていたらどうするべき?

A. 優しく声をかけたり、キャリーに布などをかけてあげましょう。

慣れない環境に不安を感じて、怖がってしまう猫も多いです。そのときは、飼い主さんが優しく声をかけてあげましょう。

動物病院につれてくる際にはキャリーケースを利用すると思いますが、素材が柔らかいタイプのキャリーバッグの場合は、バッグ越しに猫の体に触れることができます。飼い主さんの体温を伝えると、猫は安心してくれるでしょう。

硬いキャリーケースを使用する場合は、猫を洗濯ネットなどに入れてからキャリーに入れてあげてみてください。猫は自分が隠れているつもりになれるので、安心するでしょう。

Q2. ほかの動物がいなければ、キャリーケースから出していいの?

A. 万が一のときの対処ができないので、絶対に出さないでください。

突然、ほかの動物が入ってきて、猫が驚くこともあるかもしれません。猫が興奮して、病院の外に飛び出したら大変です。万一の事態に備えて、待合室ではキャリーケースは開けず、猫も出さないでください。愛猫を守るうえでとても大切なことです。

Q3. ほかの猫や飼い主さんに近づけたり、触ってもらうほうがいいの?

A. 事故や感染を避けるために、接触は控えましょう。

接触などは、双方の猫にとって強いストレスになることもあります。また、受診理由によっては病気感染の危険もあるので、院内ではほかの猫や動物との接触は控えるようにしましょう。

【Q&A】獣医師とうまく付き合うためには、どうしたらいい?

キャリーバッグに入る猫
ねこのきもち投稿写真ギャラリー

動物病院はケガ・病気・健診と、一生にわたって愛猫がお世話になる場所ですが、かかりつけの動物病院や獣医師との上手な付き合い方について、気になる飼い主さんも多いのではないでしょうか。

このテーマについても、よくある疑問をQ&A形式で紹介します。

Q1. ささいなことでも動物病院へ行ってもいいの?

A. もちろん大丈夫です。受診したほうがいいか不明な場合は、電話をして判断してもらうようにしましょう。

動物病院へ行くべきかどうか迷う症状のときは、一度動物病院へ電話をして、判断を仰いでみてもよいでしょう。

その際に、症状をできるだけ具体的に説明できるように、猫の症状をメモしてから電話すると、獣医師の質問にも落ち着いて答えられます。

ただ、実際に猫を診ないと診断はできないため、来院を指示されることが多いようです。

Q2. 処置する理由や方法をもっとくわしく説明してほしいのに、してくれないこともあるの?

A. あらかじめ聞きたいことをメモして持参するとよいでしょう。

獣医師によっては、説明をとくに求めないと「飼い主さんが理解している」と思ってしまうこともあるでしょう。くわしい説明がほしいときは、そう伝えるようにしてみてください。

わからないことや知りたいことをハッキリと伝えるほうが、獣医師ともよりよい関係を築けるものです。再診のときはあらかじめ質問したいことをメモして、持参してみてください。

Q3. 専門用語を並べて説明されてよくわからなかったけれど…どうすればいい?

A.  「わかりやすい言葉で説明してください」と伝えましょう。

獣医師がわかりやすい説明を心がけていても、何気なく専門用語を口にしてしまうこともあると思います。そのときには、遠慮なく聞き返しましょう。

説明の途中でも、終わってからでも「わからない言葉があったので、わかりやすい言葉でもう一度説明してください」と伝えてみてください。獣医師も意識して、わかりやすい言葉で説明してくれるはずです。

Q4. 獣医師のほうから、猫の症状について飼い主にもっと聞いてほしいのに…伝えるべき?

A. 「ほかにも気になることが…」など、一言でも言ってみてください。

何かを言いたそうにしている飼い主さんの様子に、気がつかない獣医師もいるかもしれません。そのようなときには、「ほかにも気になる症状が…」など一言でも口に出すと、獣医師は飼い主さんの気持ちに気がつき、話を聞いてくれるでしょう。

飼い主さんが伝える猫の症状は、治療方針などを決めるときにとても役立つこともあるので、ぜひ伝えてみてください。

かかりつけの動物病院の見つけ方は?

キャリーバッグの中に入る猫
ねこのきもち投稿写真ギャラリー

ここまで、よくある飼い主さんの疑問についてQ&A形式で見てきました。動物病院の受診の仕方については、イメージが湧いたのではないでしょうか。

このほかに、飼い主さんの悩みでよく聞くのが、かかりつけの動物病院の見つけ方です。数ある動物病院の中から、かかりつけをどのように選択したらよいのか、ねこのきもち獣医師相談室の丸山知美先生がポイントを紹介します。

かかりつけの動物病院を見つけるポイント

——動物病院に初めてかかる猫の飼い主さんは、不安もあるかと思います。「かかりつけの動物病院の見つけ方」として、どのようなことをポイントに探すとよいでしょうか?

丸山先生:
「近隣の飼い主さんなどから直接、動物病院の評判を聞くことができたら一番よいかとは思いますが、猫の場合は散歩をしたりしないので、飼い主さん同士のコミュニティがない場合も多いでしょう。

そのため、まずはインターネットで病院の診療方針や、金額、クチコミなどを頼りに探すのがよいのではないかと思います。その際、猫だけの診療室や診療時間などを設けているか、犬やほかの動物と診察が区切られているかなども、ホームページや電話で尋ねてみるのもよいでしょう。

あとは、実際の病院の雰囲気などを事前に確認するのもよいと思います。たとえば、猫をつれて行かずに『尿検査だけ』『便検査だけ』などで一度来院し、受付の方や獣医師の対応などを見て、フィーリングが合うかを確かめてみてはいかがでしょうか」

「信頼できる動物病院」の特徴は?

キャリーバッグに入るノルウェージャンフォレストキャット
ねこのきもち投稿写真ギャラリー

——飼い主さんは、信頼できる動物病院と長く関わっていきたいと思っている人が多いと思います。先生から見て「信頼できる動物病院」とは、どのような特徴があると思いますか?

丸山先生:
「まずは当然のことだと思いますが…

  • 猫に優しいか
  • 猫に対して大きい声で話しかけていないか
  • 猫の目を極端に注視していないか
  • 診察中も丁寧に扱ってくれるか

といった対応は大切だと思います。あとは…

  • 検査に対して飼い主さんへの了承の取り方はどうか
  • 診療費が適切と思えるか
  • 病気やケアに対する説明がしっかりされていて、納得ができるか

などといったことも挙げられると思います」

——愛猫に対しての対応や、飼い主さんとしっかりコミュニケーションがとれるかどうか、確認したいポイントですね。

丸山先生:
「そうですね。上記のほかに、飼い主さんとしては緊急のときに優先的に診てくれるのかどうかや、受付の方の感じの良さや丁寧さなども、評価対象になるのではないかと思います。

また、院内が衛生的かどうかも確認したほうがよいでしょう。院内が消毒されていて清潔感があるかどうかや、換気が十分にされているかどうか、院内のニオイはどうかなども、チェックのポイントなのではないでしょうか」

お座りをするキジトラ
ねこのきもち投稿写真ギャラリー

愛猫になにかあった際に、身近に信頼できる動物病院があると安心できますよね。かかりつけの動物病院を探す際には、上記で紹介したようなポイントを参考に、飼い主さん自身が納得できる病院を探せるとよいですね。

(監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・丸山知美先生)
参考/ねこのきもちWEB MAGAZINE『【獣医師監修】猫と飼い主の動物病院との付き合い方 慣らし方や受診のコツも
※写真は「いぬ・ねこのきもちアプリ」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/雨宮カイ

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