猫と暮らす
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飼い主さんに"赤ちゃん"が生まれたら『猫はどう思う』?接する際の注意点を獣医師が解説
今回、ねこのきもち獣医師相談室の白山さとこ先生に聞いてみました。
もしも飼い主さんに赤ちゃんが生まれたら、猫はどう思うの?
「猫は警戒心が強いので、赤ちゃんと初めて会ったときは逃げてしまうこともあります。しかし、赤ちゃんを『危険をもたらすものではない』と猫が理解すれば、自ら赤ちゃんに近寄って仲良くしようとするケースも多いです。
これは赤ちゃんならではの見た目や声から『攻撃対象ではない』と認識している可能性があります」
赤ちゃんのいる家庭で猫を飼う際の注意点
「そうですね。飼い主さんは以下の2つのことを日頃から注意してみてください」
①感染症予防をしっかりとしよう
「赤ちゃんは免疫力が低いので、人にもうつる『皮膚糸状菌症』などの人獣共通感染症や、病気を媒介する可能性のあるノミやマダニなどに十分気をつける必要があります。対策として……
- 猫を触ったら手を洗う
- 部屋の掃除や猫トイレの掃除をこまめに行う
- 猫を外へ出さない
- 寄生虫予防をする
などをしっかりとしましょう」
②猫と赤ちゃんを強制的に近づけない
「また、猫のストレスにならないよう、猫と赤ちゃんを強制的には近づけないようにし、会わせるときは赤ちゃんが寝ているときか、泣いていないときにしましょう。
猫のペースに合わせてあげることも大切です。赤ちゃんがいる空間で、好物やおやつを与えるなど、猫が喜ぶことをしてあげてもよいでしょう。
また、赤ちゃんのいる場所から離れたところに、猫だけで安心してくつろげる隠れ場所も用意しておいてくださいね」
※写真はアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」にご投稿いただいたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/sorami
編集/ねこのきもちWeb編集室
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