猫と暮らす
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猫は「去勢・避妊手術」後にどう変化する?飼い主が気を付けたいことは|獣医師解説
【調査】去勢・避妊手術後、愛猫に性格や行動などの変化が見られた?
【体験談】去勢手術後に、オス猫に見られた変化は?
甘えん坊になった
- 「甘えん坊になった気がする」
- 「手術前から甘えん坊ではあったけど、術後はさらに甘えん坊になり、膝の上に乗ることが増えたり、後を付いてくるようになりました」
- 「もともと警戒心が強くて、寄ってくることはあまりなかったのですが、警戒心はあるものの、とても甘えん坊になり、膝の上に乗ってくることが多くなりました」
運動量が減った
- 「運動量が少なくなった」
- 「あまり運動しなくなった」
- 「手術前は夜中の運動会をしたりと常に動き回ってましたが、手術後は運動会はほとんどなくなり、よく寝て、よく食べて、私のあとを常についてくるようになり、甘えん坊になりました」
食欲が増した、太りやすくなった
- 「ごはんをたくさん食べるようになった」
- 「ごはんを残してばかりで心配していたが、去勢してからはおかわりの要求をするほど大食漢になった」
- 「太りやすくなった」
粗相がなくなった
- 「粗相が、全くなくなりました。大人しくなった」
- 「目の手術を優先したので去勢手術が少し遅くなり、あちこちにおしっこをするマーキングが始まってしまいました。去勢手術後、ピタリとしなくなりました」
- 「マーキングがなくなった」
発情期の行動がなくなった
- 「発情期のときに見られる行動はなくなりました」
- 「去勢前は、私が寝ているときなどに腕にまたがって身体をこすり付けていましたが、去勢後は一切しなくなりました」
- 「保護猫だったので、手術する前は外に出たがって鳴いてたけど、手術後は外に出たがらなくなりました」
夜鳴きが減った
- 「夜中に鳴かなくなった」
- 「夜鳴きが減りました。手術前には寂しいのか一晩中鳴いていましたが、手術後はだいぶ落ち着いて、安眠できるようになりました」
- 「去勢前は、夜に鳴く、窓を開けたくてカーテンによじ登る、布団におしっこをするなど問題行動がありましたが、去勢後はなくなりました」
穏やかになった
- 「同居猫に対して攻撃的なところがあったけど、去勢後はなくなってきた」
- 「少しわんぱくさが落ち着いた気がします」
- 「来たときはお茶目で、いたずらっ子でしたが、去勢後は落ち着いた感じになりました。遊んだりはしますが、どこか冷めた感じになりました」
- 「野良のママが産んで、半年間は野良生活の経験があるコです。警戒心が強く常に上目遣いでビクビクしていましたが、去勢後は野良気質の警戒心が和らいで、会話してくるようになりました」
- 「爪やキバをむき出しにしてたのが、スリスリするようになった…別猫か!と言うくらい」
【体験談】避妊手術後に、メス猫に見られた変化は?
甘えん坊になった
- 「保護猫で手術前は全然触らせてくれなかったのに、手術後は膝に乗って甘えてくるようになった」
- 「寝るときに、私の腕枕で寝るようになった。それまでは、自分のベッドでしか寝なかったのに」
- 「元々甘えん坊でしたが、避妊手術をしてからさらに甘えん坊になり、大人しくなりました」
- 「甘えん坊になったし、いつまでも子猫気分でいるように思う。手術前は一番私に懐いていたのに、術後は一番好きな人が主人に変わった」
- 「ビフォー:抱っこされることが好きではなく、あまり自分から甘えてきたり人に寄ってきたりしなかった。アフター:人の近くにじっとしていることが多くなり、目で何かを訴えてきたり、鳴きながら甘えて寄ってきたりするようになった」
食欲が増した、太ってきた
- 「ごはんへの執着心が出てきた。2匹とも規定量以上に食べたがる」
- 「よくあることですが、食欲が旺盛になりダイエット食にしてるけど、太ってきました」
- 「ごはんをあまり食べなかったので大きくなるか心配してたのですが、避妊手術後すごい食べるようになり、今ではものすごい体重が増えています」
夜鳴きが減った
- 「避妊前は夜中に鳴き出すことがありましたが、手術後は夜はしっかり寝ています」
- 「手術前はさかりのときの独特な鳴き方が何日も続いていましたが、手術後は鳴かなくなりました」
- 「発情期が始まり、夜泣きが酷かったのですが、すぐに落ち着きました」
【獣医師解説】去勢・避妊手術を受けた猫に見られる変化とは?
実際に、去勢・避妊手術後にはどのような変化が見られることがあるのでしょうか? ねこのきもち獣医師相談室の原 駿太朗先生に聞きました。
「太りやすくなった、食欲が増した、攻撃的な行動が減ったなどは多く聞くように思います。
去勢や避妊はどちらも性ホルモンの分泌に関わる部位を、予防的に切除することになります。そのため、体内でのホルモンバランスの変化は間違いなく起こり、これが主な原因となって変化が見られると考えられます」
「手術によって、あくまでホルモンバランスの変化が起こるだけです。それが猫の性格や行動など目に見える変化として出るかどうかは、また別の話になる、ということでしょう」
猫の去勢・避妊手術後に、飼い主さんが配慮したいことは?
「ホルモンバランスの変化が見られなくても、手術すること自体、猫には大きなストレスがかかります。手術直後は、愛猫の食欲や体重の変化、行動の異常などが起こらないかをよく見てあげましょう。
中長期的なこととしては、その後も体重が増えてくるのかどうか見てあげてください。愛猫をたまに抱っこしながら、その際に一緒に体重を測って確認するようにしましょう」
(監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・原 駿太朗先生)
※コメントは個人の感想です。
※写真は「いぬ・ねこのきもちアプリ」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/柴田おまめ
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