猫と暮らす
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非常識な飼い主と思われてない? 獣医師に聞いた猫の動物病院受診
愛猫が先生を困らせるかも
「愛猫が診察中に暴れて先生やスタッフの方にケガをさせてしまうのではと心配です」
山本宗伸先生:
「猫が暴れるかもと予想ができる場合は、爪切りを済ましてから受診していただけると大変助かります。
洗濯ネットなどに入れ、取り出しやすいタイプのキャリーケースに入れてきてください。
猫がかなり興奮している場合は、診察や処置を行うのが難しい場合がありますが、最終的な判断は動物病院側がしますので、心配せずに動物病院を受診しましょう」
こんな利用の仕方は大丈夫?
飼い主だけで受診してもいい?
「愛猫は動物病院が苦手なので、飼い主だけで相談に行ってもいいですか?」
田草川佳実先生:
「最初は飼い主さんだけの受診でも大丈夫です。しかし、診察が必要と説明があった場合は、早めに猫を病院に連れていきましょう。治療を始めるまでに時間がかかってしまうと猫が長い間辛い思いをしてしまう可能性があります。
また、長い目でみると、症状が軽いうちに動物病院に連れていき、移動や診察に慣れさせてあげるといいでしょう」
受診理由とは違う質問をしてもいい?
「診察時に、受診理由とは関係のないことを聞いてもいいですか?」
重本仁先生:
「受診理由とは関係なくても、受診のついでになんでも相談しましょう。
爪切りや歯磨き、フードの選び方やダイエットについてはもちろん、噛んだり引っかいたり、粗相などの困った行動についてなど、どんなことでも大丈夫です。
そのための動物病院なので、遠慮なく相談しましょう」
これは困るかも……な飼い主さんの仰天エピソード
待合室にある本を持って帰る
待合室で猫をキャリーから出してしまう
また、ほかの飼い主さんや動物とトラブルになる危険があるため、診察時以外はキャリーなどから出さないようにしましょう。
参考/「ねこのきもち」2021年1月号『獣医師が体験した 感動仰天エピソード』
文/山村晴美
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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