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非常識な飼い主と思われてない? 獣医師に聞いた猫の動物病院受診

健康チェックや体調不良の際に欠かせない動物病院。今回は、動物病院を受診するときに獣医師の先生を困らせないかなと心配なことについて、獣医師の山本宗伸先生、獣医師の田草川佳実先生、獣医師の重本仁先生に回答していただきました。

愛猫が先生を困らせるかも

サバトラのLeoくん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
飼い主さん:
「愛猫が診察中に暴れて先生やスタッフの方にケガをさせてしまうのではと心配です」

山本宗伸先生:
「猫が暴れるかもと予想ができる場合は、爪切りを済ましてから受診していただけると大変助かります。
洗濯ネットなどに入れ、取り出しやすいタイプのキャリーケースに入れてきてください。
猫がかなり興奮している場合は、診察や処置を行うのが難しい場合がありますが、最終的な判断は動物病院側がしますので、心配せずに動物病院を受診しましょう」

こんな利用の仕方は大丈夫?

スコティッシュホールドのスコアくん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー

飼い主だけで受診してもいい?

飼い主さん:
「愛猫は動物病院が苦手なので、飼い主だけで相談に行ってもいいですか?」

田草川佳実先生:
「最初は飼い主さんだけの受診でも大丈夫です。しかし、診察が必要と説明があった場合は、早めに猫を病院に連れていきましょう。治療を始めるまでに時間がかかってしまうと猫が長い間辛い思いをしてしまう可能性があります。
また、長い目でみると、症状が軽いうちに動物病院に連れていき、移動や診察に慣れさせてあげるといいでしょう」

受診理由とは違う質問をしてもいい?

飼い主さん:
「診察時に、受診理由とは関係のないことを聞いてもいいですか?」

重本仁先生:
「受診理由とは関係なくても、受診のついでになんでも相談しましょう。
爪切りや歯磨き、フードの選び方やダイエットについてはもちろん、噛んだり引っかいたり、粗相などの困った行動についてなど、どんなことでも大丈夫です。
そのための動物病院なので、遠慮なく相談しましょう」

これは困るかも……な飼い主さんの仰天エピソード

向かい合うエアちゃんとノワくん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー

待合室にある本を持って帰る

とある病院では、待合室に並べていた本や雑誌がなくなってしまうことがあったようです。気に入った本や雑誌があったとしても、来院される方に読んでもらうためのものなので、持ち帰らないようにしましょう。

待合室で猫をキャリーから出してしまう

ふだんはおとなしい猫でも、家とは違う環境だとパニックになり、外に逃げたり、ケガをしたりしてしまうことがあります。
また、ほかの飼い主さんや動物とトラブルになる危険があるため、診察時以外はキャリーなどから出さないようにしましょう。
愛猫のためにも、獣医師の先生とよりよい関係を築いていきたいですね。疑問点や解決方法など、相談してみるとよりいい方法を教えてくれるでしょう。
お話を伺った先生/山本宗伸先生(獣医師 Tokyo Cat Specialists院長)、田草川佳実先生(獣医師 聖母坂どうぶつ病院副院長)、重本仁先生(獣医師 王子ペットクリニック院長)
参考/「ねこのきもち」2021年1月号『獣医師が体験した 感動仰天エピソード』
文/山村晴美
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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