愛猫が前足を使ってモノを“ちょいちょい”と触るような行動を見せたことはありませんか? これは「何か知りたい!」と調査しているしぐさなのだとか。
獣医師の菊池亜都子先生の解説とあわせて、ねこのきもちアプリに投稿いただいたかわいい“ちょいちょい”写真をご紹介します。
ペットボトルの蓋をちょいちょい
黒白MIXの幸ちゃんは、テーブルの上に置いてあったペットボトルの蓋を、前足で器用にちょいちょい。淡いピンクの肉球が丸見えでかわいいですね♪
テーブルの端でちょいちょいした場合、そのまま下にモノを落とす……というのも、猫のあるあるな行動です(笑)
コップの中身をちょいちょい
シンガプーラのまめ太郎くんは、マグカップの中に前足をイン!飼い主さんは思わず「だめー!」と叫んでしまったようですが、まめ太郎くんは気にせず堂々とちょいちょいを続行中。
飼い主さんがおいしそうに飲んでいるものが何なのか、気になってしまったのでしょうか。
虫をちょいちょい
スコティッシュフォールド・ロングヘアのたまちゃんは、部屋に入ってきてしまったセミを、おっかなびっくりちょいちょい。その様子を、同居猫たちも心配そうに見守っています。
「それなに……?」「まだ動きそう?」なんて会話が聞こえてきそう!
壁掛け飾りをちょいちょい
サバトラMIXのビビちゃんは、棚の上に登って、壁に掛けてあるオシャレな飾りをちょいちょい。精一杯前足を伸ばす必死な姿が、なんだか応援したくなります。
落っこちないように気を付けてね!
おもちゃをちょいちょい
こちらの黒猫ちゃんは、キャットタワーに紐でくくられたおもちゃを上からちょいちょい。キャットタワーは猫が満足する仕掛けが満載なので、このような遊び方も考慮して作られているのでしょう。
心ゆくまでちょいちょい遊びができてよかったね!
ちょいちょいするのは「何か知りたい!」のサイン
獣医師の菊池亜都子先生によると、「猫が前足でモノに触れるのは、本来、獲物を捕まえたときに生きているかを確認する行動といわれている」とのこと。前足の肉球にはセンサーのような機能があり、ちょいちょいと軽く触れるだけで、対象の温度や動きを感知することができるのです。
かわいい“前足ちょいちょい”しぐさには、猫の本能があらわれていたのですね。
小さいものは誤飲誤食につながるおそれもあるので、猫が届かないよう工夫をするなど気を付けつつ、愛猫のちょいちょい姿を見守っていきましょう。
お話を伺った先生/菊池亜都子先生(獣医師 獣医行動診療科認定医)
参考/「ねこのきもち」2020年6月号『15のしぐさに秘められたねこのきもち』
文/緒方るりこ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と一部写真に関連性はありませんので予めご了承ください。