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猫のストレスについて~原因と対策、起こる病気など

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猫はストレスを感じやすい動物です。とくに、限られた空間で過ごす飼い猫はストレスを自分で回避することができません。猫がストレスを感じやすい原因を知り、ストレスを回避できる環境を整えてあげましょう。長期的にストレスを受け続けると、病気にかかることもあります。異変を感じたら、早めに獣医師に相談しましょう。

猫はストレスを感じやすい

もともと猫は単独で獲物を捕まえる動物。自分で自分の身を守らなくてはならないため、「いかに安全に食べ物を確保するか」が一番の関心ごとでした。そのため警戒心が強く、神経質な傾向にあります。つまり、周囲の変化に敏感で、ストレスを感じやすいといえるでしょう。

飼い猫はストレスを回避しにくい

人はストレスの対象から逃げたり回避したりしようとできますが、限られた空間で暮らす猫はそうはいきません。逃げることも回避することもできず、長期的にストレスを受け続けると、それが引き金となって病気にかかることもあります。ふだんから飼い主さんが、猫のストレスの対象をできるだけ取り除くように心がけてあげましょう。

猫がストレスを感じやすい原因と対策

来客

訪れる人を、「自分の縄張りを荒らす怖い存在」と感じてストレスに。人になれていない猫、来客が少ない家の猫は、とくにその傾向があります。体の大きさや声の低さなどから、男性を怖がる猫が多いようです。対策として、猫が身の安全を確保できる隠れ場所をつくってあげましょう。無理に引っ張り出したり覗いたりしないで、来客が帰って、猫が自分で出てくるまでそっとしておいて。

大きな音

猫は人よりずっと聴力が優れているので、人が不快に感じる音を、より強く不快に感じます。日常的な生活音には猫もある程度はなれますが、突発的な雷や花火などにはしばらく身動きが取れなくなることも。対策として、押し入れの中や家具の下など、ふだんから猫が逃げこめる場所を作っておきましょう。猫が「怖い」と感じたときにいつでも逃げ込めるようにしておき、猫がそこにいる間はそっとしておきましょう。また、掃除機やドライヤーの音を怖がる場合は、使用前に猫を別の部屋に移動させて。

仲が悪い猫がいる

窓の外にノラ猫が見えたり、1匹飼いが長かった環境に新しい猫がやってきた場合などは、自分の縄張りを荒らされるように感じて、大きなストレスを感じることがあります。対策としては、窓からノラ猫が見える場合はカーテンを閉めて存在を感じさせないようにして。同居猫との相性が悪い場合は、できれば生活スペースを分け、相手の猫を気にせず食事・排泄・睡眠ができる場所を確保してあげましょう。時間を決めてお互いのスペースを交換するのも一案です。

引っ越し

頻繁にあることではありませんが、慣れ親しんだ縄張りから強制的に追い出され、なれない環境に閉じ込められることから強烈なストレスになることがあります。対策としては、転居先では愛猫がそれまで使用していた寝床やトイレなどをそのまま使いましょう。なれたニオイから安心感を得られます。

ストレスを感じると免疫力が下がることも

猫は苦手な刺激から「怖い」「不安」「イヤ」などのストレスを感じると、瞳孔が大きくなる、耳を伏せるなどの様子を見せます。そしてその状況から一刻も早く逃げたいと感じ、逃げ切れないとパニックになることも。ストレスを受け続けていると、代謝を正常化しようとする「コルチゾール」というホルモンが分泌されます。しかし分泌されすぎると免疫力が下がり、病気になることも。

ストレスが原因になることもある病気

オシッコの病気

ストレスが一因とされる特発性膀胱炎や、尿石症など。ストレスの影響はオシッコの病気に表れやすい傾向があります。

胃腸炎

興奮・緊張状態が続くと消化器系の働きが低下し、嘔吐・下痢などをすることが。また、免疫力が下がり、ウイルス性の胃腸炎になることも。

猫カゼ

ストレスで免疫力が落ちると、猫カゼのウイルスに感染したり、体内に潜伏していたウイルスにより症状が再発したりすることがあります。

便秘

トイレ環境にストレスを感じていると、排便を我慢するので腸内が便で硬くなり、自力で排便できなくなることがあります。

脱毛症、皮膚炎

ストレスを解消しようとして、意味もなく体を舐め続ける「常同行動」をすることがあります。その結果、脱毛したり皮膚がただれて皮膚炎になったりすることも。

出典:『ねこのきもち』2015年8月号「猫にいいストレス、悪いストレスって?」

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