乗り物に乗せる前は準備が大切
旅行や帰省など、猫も連れて外出する際には、楽しみな気持ちと同様に悩みもつきものです。今回は、そんな時に役立つ前準備や注意点を、乗り物別にご紹介します。乗り物に乗せる前に、是非チェックしてみてくださいね。
マイカーで移動する場合
乗せる前に確認しよう
マイカーに乗せて移動する際には、目的地までの最短ルートや、渋滞しそうな道や時間帯、休憩場所などをあらかじめ調べておきましょう。もし長時間になる場合は、30分~1時間ごとに休憩が必要です。休憩場所では車内の空気を入れ替え、猫の様子や健康状態を確認しましょう。休憩の際にトイレができるように準備しておくと安心ですね。
マイカーの準備
車内が暑すぎたり寒すぎたりすると、猫が体調を崩しやすくなります。なるべくいつもの部屋の温度になるよう調整しておくことが大事です。夏の暑い日などは、窓にサンシェードを付けたり、保冷剤や凍らせたペットボトルなどをキャリーケースに置いたりして、暑さを防ぎましょう。
また、キャリーケースを置く場所は、停車した時にすぐ様子を見れて空調も届きやすい、後部座席の上がベストです。
電車で移動する場合
乗せる前に確認しよう
マイカー移動と同様に、出かける前に最短ルートや、乗り継ぎがスムーズにできるルートを探しましょう。また、猫を連れた乗車料金や利用条件は鉄道会社によって異なるため、事前に確認が必要です。
キャリーケースは安定した場所に
座っている場合は、電車の揺れが伝わらないようキャリーケースを膝の上で抱えるのがベストです。しかし、混み具合によっては他の乗客に迷惑をかける場合もありますので、足元でもOKです。立っている場合は両足でキャリーケースを挟んで固定しましょう。
ホームで待つときや激しく泣いてしまった時はタオルを使おう
猫は電車やホームでの放送などの大きな音にストレスを感じることがあるので、ホームで待つときはキャリーケースの上からタオルで音を遮ってあげてください。もし乗車中に激しく泣いてしまった時は一度下車して、猫の頭に直接タオルをかけてあげると落ち着きやすいでしょう。
飛行機で移動する場合
動物病院で健康状態を診てもらおう
飛行機では客席にペットを持ち込めず、搭乗中は貨物室に置かれるため、到着ロビーで引き渡されるまでは猫の様子をみることができません。旅行や帰省の日程が決まっている場合は、長旅に耐えられるかどうか、事前に動物病院で健康状態をチェックしてもらったほうが安心です。
キャリーケースは頑丈なものを
ペットが乗せられる貨物室は、客室と同様空調が効いており、動かないようにケースをしっかり固定してもらえます。とはいえ、万が一のことに備えて、できるだけ頑丈で壊れにくいものを選ぶと安心です。航空会社によってはIATA(国際航空運送協会)基準をクリアしているキャリーケースを推奨しているところもあります。
乗せ方のコツをつかんで移動のストレスを減らそう
繊細な猫にとっては、移動するだけでもストレスになってしまうことがあります。しかし、事前に調べて準備しておけば、猫にとっても周りにとってもストレスが少なく、スムーズに移動することができます。事前にしっかり準備をして、少しでも快適な移動を心がけましょう!
出典/「ねこのきもち」2016年9月号『乗り物移動これで安心・快適・スムーズ!』
文/AzusaS
※写真はスマホアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。