第5位「ペットホテルに預けられる」
他のペットがいる場所や初めて訪れる場所は、猫にとってはストレスを感じる要因になります。外出中の対応は、ペットシッターを利用して、自宅で見ていてもらうのもおすすめですが、持病のある猫やお年寄りの猫の場合は、動物病院併設のペットホテルに預けるのが安心でしょう。
第4位「引っ越し」
縄張り意識の強い猫にとって、引っ越しして生活環境が変わることは、縄張りから放り出されたのと同じ状況。引っ越し当初は、とても不安を感じます。また、引っ越し作業で飼い主さんが忙しくて相手をしてあげれなかったりと、さらなるストレスを感じる可能性もはらんでいます。
もし新居へ引っ越しする場合は、猫グッズはそのまま持って行き、慣れた匂いと一緒に引っ越しすることをおすすめします。また、引っ越し作業で忙しい中でも、できる限りスキンシップを取ってあげるようにしてあげてくださいね。
第3位「体を濡らすこと」
猫の祖先は、雨の少ないサバンナ地域の出身です。そのため、濡れることに慣れていません。また、毛に撥水性を備えていないので、一度濡れてしまうと体も冷えてしまいます。どうしても嫌がる猫には、無理にシャンプーをしないようにしてあげてくださいね。
第2位「新しく犬・猫を迎える」
ずっと1匹で飼われてきた猫にとっては、新しいペットが増えることは、大きなストレスになります。自分の縄張りに侵入してきたと思わせないためにも、新メンバーの犬や猫は最初はゲージなどに入れてあげて、住み分けをしてみることから始めてみましょう。平気そうなら距離を縮めていき、徐々に慣れさせてあげるようにしてください。
第1位「動物病院に行く」
猫にとっての動物病院は、怖くて痛くて、しかも変なニオイまでする、良いことなしの場所です。さらに、診察台の上では拘束されることもあるので、猫はとても怖くなってしまいます。ですので、病院へ行くときはキャリーケースに入れて連れて行き、あらかじめ布をかけるなどして、視界を遮ってあげると落ち着きやすくなります。また、滞在時間を短くするために、事前予約をしておくこともおすすめです。
できれば、まだ小さい1才くらいまでにこまめに病院へ連れて行き、かかりつけの病院の環境に慣れさせてあげてください。爪を切りに行ったり、フードを買いに行ったりと、治療以外で病院にいくのでOKです。
1匹では寂しいだろうと思って新しく猫や犬を迎えたり、環境が変わってワクワクするような引っ越しだったりと、こちらは良かれと思っての行動でも、猫は不安になることがあります。大切なのは、猫目線になって考えてあげること。生活が人間主導になってしまうのは致し方ないことではありますが、なるべく愛猫にストレスをかけないような環境を提供してあげてくださいね。
出典/「ねこのきもち」『愛猫のストレス事典』
文/ishikawa_A
※写真はスマホアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。