猫の「ふみふみ」ってなに?どんなしぐさなの?
言葉そのものから想像してみてください!
人間はその時の感情や状態を擬音で表すことが多々あります。感情なら「イライラ」「ドキドキ」、状態なら「だらだら」「むしゃむしゃ」。この言葉を聞くだけで、どんな状況なのか一発で分かる便利な言葉です。そのことを「オノマトペ」といいますが、みなさんは「ふみふみ」という言葉だけで、猫が取る行動を想像できますか?
正解は?
猫好きさんには簡単な質問でしたね(汗)
猫の「ふみふみ」とは、毛布やソファーなどの上で、何かを踏むように、前足をリズミカルに動かす仕草のことを指します。皆さんの愛猫も、クッションの上や飼い主さんのふとももの上で、「ふみふみ」してくることはありませんか?
「ふみふみ」の意味を知ろう!
子猫時代の仕草がルーツ
子猫は母猫のおっぱいを飲むときに、「いっぱいお乳が出るように!」と、前足で母猫の乳周りを揉むように押しながら飲みます。人間の赤ちゃんも、お母さんのおっぱいを飲んでいるときは、安心した表情で飲んでいますよね。それは子猫も同じです。子猫が母猫のおっぱいを飲んでいるときは、「お母さんがそばにいるから安心」「満腹で幸せ」というハッピータイムなのです。
幸せな時を思い出して…
猫が成長しても「ふみふみ」をしているときは、「子猫の気分に戻っているとき」だと考えられます。「ふみふみ」をしながら、子猫時代の幸せな感情をもう一度味わっているのでしょう。きっと飼い主さんを、母猫のように慕っているんだと思います。
猫の愛情を受け止めよう!
母親の気持ちで接してあげる
「ふみふみ」のしぐさが見られたら、飼い主さんに愛情を示して、「甘えたい」と思っていることが多いでしょう。母猫は子猫におっぱいをあげているとき、優しく鳴いて「おっぱいはここよ」と促したり、ペロペロと体を舐めてあげたりしています。私たちは母猫のようにおっぱいをあげることはできないので、「ふみふみ」していたら、「いい子ね」など声をかけながら、母親のように優しくなでてあげましょう。
猫との信頼関係の証!
「ふみふみ」しているときは、猫は飼い主さんのことを母親のように感じているはず。お互いの信頼関係が強固なことを証明していますね。飼い主さんにとっても、誇らしい気分にさせてくれます。これからも愛猫にとって「甘えられる存在」でいたいものですね。
出典/「ねこのきもち」『本音・しぐさ辞典』
文/HONTAKA
※写真はスマホアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。