猫も性別によって性格が違う?!
猫も人間と同じように、個性があります。人懐っこかったり人見知りだったり、おとなしかったり活発だったり…。いろいろな性格を持ち合わせていますよね。もしかすると、その違いは性別から来ているのかもしれません。オスとメスの違いを比べながら、正しいコミュニケーションの取り方を探ってみましょう。
こんなに違う!性別による性格
オスはアクティブなワンパク坊主
オスは、メスよりも全身の筋肉が発達しているため、運動量の多い遊びを好みます。また、好奇心も旺盛なので、知育おもちゃなどを与えると、長時間にわたって遊ぶこともあるでしょう。そして、マーキング行動による爪とぎも頻繁に行います。爪とぎ器に満足しないと、壁や柱が爪とぎの犠牲になることもあるので、注意したいところです。
メスは警戒心が強く危機察知能力が高い!
子猫を守ろうとする本能から、メスは警戒心が強いといえます。そのため、新しいおもちゃや猫ベッドに慣れるまで、時間がかかるでしょう。さらに危機察知能力も高いため、大きな音や見慣れない物、人に敏感に反応します。
オス・メス別コミュニケーションの取り方
オスは運動させてストレス発散!
前述した通り、筋肉量が多いオス猫は、体力が有り余っているとストレスを抱えてしまい、そのストレスからマーキング行動へとはしります。そのため、ダイナミックな動きをさせる遊びをさせたり、爪とぎ器を複数置くなどして、ストレスを解消させてあげましょう。
メスは生活環境に気を配ろう!
警戒心の強いメス猫には、「落ち着いて隠れられる場所」を作ってあげましょう。たとえば、屋根付きの猫ベッドや、イスの下など暗く狭い場所を好む傾向にあります。人の出入りが少なくて、テレビやラジオの音が届きにくい、静かな環境の方が落ち着くでしょう。来客時には別室に移動させておくと、落ち着いて過ごしてくれます。
性別によって猫のアピール方法も違う!
感情表現がストレートなオス猫は、飼い主さんの体に乗ってくるなどの直接的な行動を取ります。一方で、マイペースなメス猫は、飼い主さんへのアピールも控えめ。遠くから飼い主さんを見つめたり、お腹を見せて待っていたりします。日頃からよく観察しておかないと、メス猫のアピール行動を見逃してしまうこともあるでしょう。
性別ごとの特徴を抑えておくと、より愛猫の気持ちも押し計れそうですね。もし「かまってほしい」という愛猫の気持ちを察したら、できるだけその要望に応えてあげましょう。どちらにせよ、普段からよく観察しておくこそが、コミュニケーションのタイミングを逃さない秘訣です。
出典/「ねこのきもち」16年7月号 『オス・メス別ねこが満足する7つのこと』(監修:マオキャットクリニック院長 高野のり子先生)
文/HONTAKA
※写真はスマホアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。