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野菜が苦手? 元気になる食べ物は? 猫飼いさんが知っておきたい「猫の栄養学」

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生粋の肉食動物、猫ちゃんのエネルギー源は何?

↑「ごはん、まだかにゃ?」顔がかわいい愛知県のリィくん

人間と一緒に暮らす猫、いわゆるイエネコの祖先は、アフリカ北部や中近東など乾燥した地域に生息するリビアヤマネコ(アフリカヤマネコ)といわれています。

猫はもともと狩りが得意で、ネズミや鳥類、爬虫類、昆虫などを食べて暮らしてきた肉食動物。その狩りの能力が買われ、ネズミ番として人間と暮らし始め、イエネコになったという歴史を持っています。

犬の祖先であるオオカミや近親のコヨーテなどが、場合によっては果物やキノコまで食べる雑食であるのに対し、猫は基本、肉食。たんぱく質をエネルギーに変換する仕組みが体に備わっているため、野菜や果物はほとんど食べなくても大丈夫だそうです。

その証拠に、オオカミやコヨーテは獲物の内臓まで食べますが、草食動物の胃や腸には植物成分が詰まっているため、猫は好んで食べません。

猫と人の違いを知る! 生きるために必要な三大栄養素

三大栄養素といえば、たんぱく質、脂肪、炭水化物。雑食である人間や犬と、肉食である猫とでは、必要とする摂取量が大きく異なります。

※小動物の臨床栄養学第5版、日本人の食物摂取基準(2015年版)より

この数字からも、人間・犬が炭水化物や脂肪をエネルギー源としているのに対し、、猫はたんぱく質をエネルギー源としているのがわかりますね。そのため、猫はたとえ炭水化物を多く摂取しても、エネルギーにはあまり変換できないそうです。

人にとっては栄養でも、猫にとっては毒? 注意したい食べ物リスト

体の仕組みが違うため、人には栄養になっても、猫には毒となる食べ物があります。

例えば、タマネギや長ネギなどのネギ類。血液中のヘモグロビンを破壊する成分が含まれているので、猫はもちろん犬にも厳禁です。

また、チョコレートの原料カカオには中毒を起こすテオブロミンが含まれ、生のエビ・貝・イカ・タコに含まれる酵素チアミナーゼは猫の体内でビタミンB1を分解してしまいます。

そのほか、生の卵白、香辛料、生肉、ハチミツや、塩分の多い食べ物なども猫の体にはよくありません。

かくいうわが家の猫も、人間用のタマネギ入り牛丼を盗み食いして、激しい下痢で大変だったことがありました。それからは、決して食べ物を外に出さない、生ごみも都度都度ビニール袋に入れてしばり、ふた付きのゴミ箱に捨てるようになりました。

猫の健康管理は、飼い主の心がけ次第。猫ちゃんに必要な栄養素、逆に不要な栄養素や毒となる食べ物はきちんと知っておきましょう。


出典/「ねこのきもち」2017年5月号付録『愛猫の栄養学事典』(監修:徳本一義先生)
文/ヤマモト トモミ
※写真の一部は、アプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」にご投稿いただいたものです。

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