猫と暮らす
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愛猫のオシッコの量が減ったかも…泌尿器系のトラブルのサイン!?
今回は、猫の異変についての相談でとくに多い「オシッコのトラブル」について解説。
「最近、愛猫のオシッコの量が減った気がする……」
心当たりのある飼い主さん、いませんか?
オシッコの量が減るのは、寒さで動きが鈍くなり飲水量が減るから
寒い時期、猫は体温の維持や体力を温存するために、動きが鈍くなる傾向に。そのため水を飲む回数が減り、結果、排尿量も減るというわけなのです。
よく、飼い主さんから……
「トイレに行く回数が減った」
「便秘がち」
という相談も寄せられますが、これも寒さと飲水量が関係しています。
排尿の回数が減ると、猫は「泌尿器系の病気」になりやすくなります。おもに、下記のふたつの病気にかかる可能性が……。
①尿石症→尿が濃縮し、成分が固まってしまう病気
寒さなどで排尿の回数が減ると、尿の濃度がさらに上昇。尿中の成分が結晶となって結石ができ、排尿がしにくくなるのです。
尿石症を発症すると、陰部を舐める猫も。結晶の一部は体外へ排出され目視できるので、確認してみてください。
②膀胱炎→ストレスや細菌感染で膀胱に炎症が起こる
悪化すると、「尿石症」や尿道に結石が詰まる「尿道閉塞」を併発する可能性もあります。
もしも血尿をしていたら危険!
トイレの寒さ対策や飲み水の工夫をして対策を!
それを防ぐために、飼い主さんは対策をしましょう! たとえば、下記のようなことが効果的です。
・猫がトイレに行きやすいよう、トイレの下にマットを敷くなどの防寒対策
・ぬるま湯を与えるなど、飲み水にも工夫をする
(監修:「ねこのきもち獣医師相談室」の先生方
文/Honoka
※写真はスマホアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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