猫とのスキンシップうまくいってる?
猫を見るとかわいくて仕方がない!スキンシップを取って仲良くなりたい!と思う人は多いはず。怖がらせないようにソーッと正面から忍び寄り、捕まえたらお腹をモフモフ、肉球をモミモミ。猫好きからしたら至福のときですよね。
そして猫が慣れてきたら全身をマッサージ。「これで私も猫に好かれるはず」なんて思っていませんか?実はこのコミュニケーションの取り方はNGです。「何がダメなの?」と猫に聞けば、きっと「全部ダメ」と答えるでしょう。
猫がイライラする触り方はコレだ!
1. まずは柔らかいお腹をナデナデ
ふわふわしていてついつい触りたくなりますが、お腹は猫の急所です。なんの予告も無く、いきなりお腹をナデナデされても猫は喜びません。なかには触ると怒りだす猫もいるでしょう。
2. 正面から向かってくる
人が正面から向かってくと、猫は「捕まえられる!」と恐怖を感じます。急旋回して逃げてしまう猫もいるでしょう。
3. ベタベタ長時間触られる
猫の方から「もっと、もっと!」と催促してくる場合は別として、体をベタベタと触られること自体はあまり好みません。長時間にわたり触っていると、次第にイライラしてくるかもしれません。
愛情が伝わる猫の触り方をマスターしよう!
1. 顔周りならOK!
ほとんどの猫が触られても嫌がらないのは顔周りです。自分で毛づくろいできない顔周りは、母猫に舐められている気分になるのかもしれませんね。
2. 後ろからそっと触る
まずは軽く頭をトンと触り、指先でナデナデ。それを嫌がらないようなら、のどなどをチョコチョコと触りましょう。嫌がったときには離れることも必要です。
3. 指先でトンッとタッチする
母猫が子猫を毛づくろいしているシーンを思い出してください。舌を使って、トンッとタッチするようなリズムでスキンシップしていますよね。それを見習い、指先で細かくなでてあげましょう。
猫が体で愛を伝えてくれるとき
人間の言葉が話せない猫は、体で感情を表現します。「香箱座り」がその一例。フセをした格好で前足をたたみ体の下に入れた状態です。この格好のときはゆったりとリラックスしています。
ピンっとしっぽを立てているとき
ピンっとしっぽを立てているときは、喜んでいるとき。
ふみふみしているとき
飼い主さんの体の上でふみふみしているときや手を舐めてくれるときは、母猫からお乳を飲む子猫気分になって愛情を表現しているのでしょう。いずれも反射的に愛を返してくれる行動です。
愛猫がクールな態度をとるからといって、愛情を感じていないわけではありません。孤独な生活を送ってきた猫は、過剰なスキンシップにどう答えていいか分からないのでしょう。猫に接するときは「ほどほど」という言葉を心に置いて接していきましょう!
出典/16年9月号『ねこへの愛が伝わる「目づかい」「手づかい」「心づかい」』(監修:帝京科学大学助教 小野寺温先生)
文/HONTAKA
※写真はスマホアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。