1. トップ
  2. 猫と暮らす
  3. 健康・病気
  4. 動物病院
  5. 動物病院にいる困った猫の飼い主さん! 体験談を獣医師に聞きました

猫と暮らす

UP DATE

動物病院にいる困った猫の飼い主さん! 体験談を獣医師に聞きました

多くの人が集まる場所では、困った行動をとる人はどうしても出てくるもの。それは動物病院も例外ではありません。そこで今回は、ねこのきもち本誌の監修でおなじみの動物病院の獣医師に体験談と受診の際の疑問についてうかがいました。

困った飼い主さんケース1.「雑誌を持ち帰ってしまう」

驚いているシロちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
獣医師の先生によると、待合室に並べてある猫の本や雑誌が、しばしばなくなっていることがあるのだとか。
気に入ったのだとしても、皆さんに読んでいただくためのものなので、持って帰らないようにしたいですね。

困った飼い主さんケース2.「待合室で猫をキャリーから出そうとする」

サイベリアンのるぅちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
飼い主さんのなかには、うちの猫は大丈夫だからと、待合室でキャリーから出そうとする人も。しかしふだんはおとなしい猫でも、家と異なる環境でパニックになり、外に逃げたり、ケガをしたり、ほかの飼い主さんや動物とトラブルになるおそれがあります。愛猫自身の安全のためにも、出すのは絶対にやめましょう。

マナー違反が心配な飼い主さんの疑問を解決!

スコティッシュフォールドのはなちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
先述したような困った行動もある一方、マナーを気にして心配になる飼い主さんも多いでしょう。ここからは、受診にまつわる、よくある疑問を解決していきます。

動物病院が苦手な猫の場合、最初は飼い主さんだけでもOK

動物病院が苦手な猫の場合、最初は飼い主さんだけで相談にきてもOKです。
ただし、その後診察が必要と獣医師がお伝えした場合は、早めに猫を連れて行ったほうがよいでしょう。治療を始めるまでに時間がかかってしまうと、結果的に猫が長い間辛い思いをしてしまうおそれがあります。
また、長い目で見ても、症状が軽いうちに連れてきて、移動や診察に慣れさせてあげたほうがいいでしょう。

受診理由と関係のないことを聞いても大丈夫

診察時に、受診理由と関係のないことを聞くのをためらう飼い主さんもいますが、そのための動物病院なので遠慮はいりません。受診理由とは関係のないことでも、受診のついでに何でも相談しましょう。
爪切りや歯磨きの方法、噛む・引っかく・粗相などの困った行動、フードの選び方やダイエット方法など、どんなことでも大丈夫です。

診察中に猫が暴れそうでも、心配せずにつれてきて

猫が暴れることが事前に予想される場合は、爪切りをすませてから受診すると、先生やスタッフさんがケガをするリスクを軽減することができます。
また、洗濯ネットなどに入れたうえで、取り出しやすいタイプのキャリーケースに入れていきましょう。
猫がかなり興奮している場合は、診察や処置を行うのが難しいこともありますが、最終的にどうするかは動物病院で判断するため、できることは事前に行ってから、心配せずに連れていきましょう。
動物病院は多くの人や動物が集まる場所だからこそ、周りへの配慮を忘れないようにしたいもの。なお、猫の健康に関わることは多くの場合マナー違反ではないので、今回ご紹介した内容も参考に、獣医師に積極的に相談してくださいね。
参考/「ねこのきもち」2021年1月号『獣医師が体験した 感動仰天エピソード』(協力:王子ペットクリニック院長 重本仁先生、聖母坂どうぶつ病院副院長 田草川佳実先生、竜之介動物病院院長 德田竜之介先生、ノヤ動物病院院長 野矢雅彦先生、Tokyo Cat Specialists院長 国際猫医学会ISFM所属 山本宗伸先生)
文/田山郁
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
CATEGORY   猫と暮らす

UP DATE

関連するキーワード一覧

人気テーマ

あわせて読みたい!
「猫と暮らす」の新着記事

新着記事をもっと見る