みなさんのまわりには、“なぜか猫に好かれる人”っていませんか?今回は、「ねこのきもち」読者さんから寄せられた“なぜか猫に好かれる人”のエピソードを、獣医師の菊池亜都子先生が分析!猫に好かれる人の秘密について、お話を伺いました。
飼い主さんの声①「猫たちは妻だけを毎朝起こします」
「妻だけを毎朝起こす愛猫。フードの催促というよりは、甘えたいようです。妻はおっとりした性格で、猫に怒っている姿を見たことがありません。ノラ猫もなぜか寄ってきます」
おっとりした性格の人は、猫に好かれやすい
菊池先生によると、おっとりした性格の人は、猫にとって「安心できる人」として好まれる傾向があるそう。物腰がやわらかく動作もゆったりめで、感情的に怒ることも少ないことがポイントのようです。
飼い主さんの声②「息子の入浴時だけお風呂に入ります」
「うちの猫は、入浴中にお風呂場にまで入りたがるほど息子にベッタリ。息子はいつも、しゃがみながら猫なで声で猫に話しかけるので、友人宅の臆病な猫にも懐かれています」
“猫なで声”と“猫目線”は、猫にモテやすい
菊池先生によると、猫は優しいトーンの声に安心するそう。また、猫と同じ目線の低い体勢で話しかけることも、威圧感がなくて猫に好かれやすい理由のようです。
飼い主さんの声③「愛猫は夫の膝にだけ乗ってきます」
「私の膝には乗りにこないのに、夫の膝には乗る愛猫。夫は猫にかまうわけでもなく自分のしたいことをしているだけなのに……。ちなみに、夫は愛猫以外の猫にもモテモテです」
“我関せず”な人は、猫にとって居心地がいい
菊池先生いわく、「猫をかまう=好かれる」と思いがちですが、猫は必要以上にかまわれることを嫌うので、何もしない人が猫にモテることもあるのだそうです。
飼い主さんの声④「猫がいい表情をするのは妻にだけ」
「猫たちのいい表情が捉えられたと感じる写真は、ほぼ妻が手伝ってくれたときのもの。多頭飼いをしていますが、妻は毎日1匹1匹にブラッシングする時間をつくることを大切にしているようです」
猫と1対1の時間を大切にする人とは、強い絆が
菊池先生によると、多頭飼いの場合はとくに毎日1対1の時間を取っていることがポイントだそう。猫の気持ちが満たされ、絆が強まるのだそうです。
猫から好かれる理由は、人によってさまざまのようです。なぜか猫に好かれる人、ちょっぴりうらやましいですね。
お話を伺った先生/菊池亜都子先生(獣医師)
参考/2019年11月号『できることなら私だって…。どうしてあの人ばかり猫にモテるの!?』
文/寺井さとこ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。