猫と暮らす
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猫の行動で「不気味だな…」と感じた瞬間は? 飼い主調査でわかった猫の不気味な行動の心理
【調査】愛猫の行動で、「なんだか不気味だな」と感じたことはある?
「不気味だ」と思ってしまった猫の行動とは
何かいるの…?
- 「何もない方をいつまでも見ていることがあったり、ドアの方をいつまでも見ているので、私がドアの窓から外を見たりしてドキドキしています」
- 「夜中に天井近くの壁をジーっと見つめていたとき」
- 「私の肩越しに何かをじっと見つめていて、その表情が真剣で怖かった」
- 「天井、壁など、一点を見つめていることがあります。虫でもいるのか?と確認しますが、人間には何も見えないので、より不気味に思ってしまいます」
- 「暗闇で一点を見つめてます。人間に見えないものを見てるんですかね…霊とか…(苦笑)」
- 「誰もいない『はず』の階段、少しだけ開けてあるドアを、急に頭をもたげて見つめるのでやめてもらいたい。特に夜」
- 「突然、かっと目を見開いて一点を見つめて目を離さないです。私には何も見えないので、不気味です」
- 「ずっと一点を眺めている時が怖いです。ただ大体その先には虫がいるので、見つけてくれてありがとうと感謝してます」
- 「突然、天井を見つめ、微動だにしない。そういう時は必ず虫がとまってます」
- 「夜、お気に入りの爪研ぎをじっと見つめて動かないので、電気をつけて声をかけると、そこにはムカデがおりました!手を出さずにいてくれて良かった。無事駆除もできて、頼れるニャルソック隊員です」
- 「何もないのにずっと何か見ているな…と思って見ていると、ゴキブリが出てきて私がパニックになりました」
急に…
- 「甘えにきたのに、いきなり違うところを見て止まる」
- 「じぃ〜っと見つめてるなぁと思っていたら、突然変な鳴き方をして走り去っていくことがある」
- 「急に階段のところの壁を凝視する」
- 「私たちには聞こえない物音がしたのか、何かの気配を感じたのか、急にある方向を見つめソファに前足をかけながら立っていた!」
- 「なでなでしてたら突然立ち上がって天井を見たり、一点を見つめてるとき」
- 「突然スイッチが入ったかのようにワォーンと太い声を出しながら、家中をものすごいスピードで走りまわり出します。それをするコが2匹いるのですが、他の猫とじゃれて鬼ごっこしてるのではなく、いつも1匹で別々のタイミングで暴れます。一通り駆け回ると満足したのか収まるのですが、いつもなぜ急にスイッチが入るのか不思議に思ってます」
ほかにも、このようなエピソードが!
- 「引き取って間もない頃、『○○ちゃん笑って〜』と話しかけたら、口角が上がった(気がした)。日本語が伝わりすぎて、ちょっと怖かった」
- 「不気味だな…と私は感じないのですが、娘が気にします。必ず、同じ時間に廊下階段の方へ走り出し、じっと見ています。たまに、しっぽを落として体を下げて、小走りで違う部屋へ行きます。少しの間、戻ってきません」
- 「家の中で、私が次に行く場所(洗面所、玄関など)に先回りして待っている。人間の行動を読まれている!?」
- 「今までも私を見ていましたが、ここ2週間ほど目をそらさずじっと見ています。私が両膝の手術で8/1から約1カ月入院するので、何か感じているのでは」
- 「夜中に同じステップ数で、行ったり来たりを繰り返しているのが聞こえたとき。不気味ではないですが、『ダ、ダンス?!』と、びっくりしました」
- 「朝から、お風呂場で低い声で鳴いている」
- 「子猫の時に部屋の隅をじーっと見ていたことがあって、コレが噂のやつか!ってなった」
【獣医師解説】「不気味だな」と思った猫の行動、その心理とは?
猫が何もないところを見つめていたりするのは、なぜ?
「不気味だなと思う猫の行動について、アンケートでは『天井や壁など、何もないのにどこか一点を見つめている』『突然立ち上がって微動だにしない』といった声がありましたね。
猫は動体視力が優れている動物なので、人でもなかなか見つけられない小さな虫や光の反射などを見ているのだと思われます。また、聴覚・嗅覚も優れていて気配に敏感なので、違和感を覚えたときに原因を確認するために突然立ち止まることがあります」
飼い主さんの行動を読んでいる?
「ほかにも、『家の中で、私が次に行く場所(洗面所、玄関など)に先回りして待っている。人間の行動を読まれている!?』『今までも私を見ていましたが、ここ2週間ほど目をそらさずじっと見ています。私が両膝の手術で8/1から約1カ月入院するので、何か感じているのでは』といった声もありましたね。
猫は環境の変化に敏感なため、自由気ままに行動しているように見えて、飼い主さんの行動をよく観察しているコが多いです。そのため飼い主さんの普段の様子から先回りしたり、普段と違う違和感を察知して警戒するコもいます」
注意してあげたほうがよい場合も
「上記のような猫の行動は『あるある』なことかもしれませんが、じつは不安や警戒心から行動していることもあります。不安や警戒の原因を遠ざけたり排除できそうかどうか、飼い主さんは注意してあげるとよいでしょう」
(監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・岡本りさ先生)
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/雨宮カイ
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