猫と暮らす
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【調査】猫を病院に連れていくとき飼い主みんながしている工夫 獣医師アドバイスは
【調査】猫をスムーズに病院に連れていくために、工夫していることは?

半数以上の飼い主さんが、猫を病院にスムーズに連れていくための工夫をしているようです。
実際の工夫は何をしている?
普段からキャリーケースを開放して慣れさせておく
・「キャリーに好きなおもちゃなどを入れて誘い、普段から遊ぶときにも入る楽しい空間として認識できるようにしています」
・「普段からキャリーバッグを開放して、いつでも出入りできるようにしています。家に来たばかりの子猫のときからやっているので、キャリーバッグに入ることは抵抗ありません」
・「常にキャリーバッグを出してベッドがわりにしています」
・「普段いる部屋にキャリーケースを口を開けたまま置いてあります。中に布団も入れてあるのでくつろいでいるときもあります。そのおかげで病院へ行くときも警戒せずに入ってくれます」
普段どおりに過ごして病院に行くのを悟られないようにする
・「気配を悟られると隠れてしまうので、普段どおりに過ごして、特に外出する準備をせず、抱っこしたタイミングでリュックにインします」
・「まず病院へ行くという気配を消し、わたし1人が出かけるフリをして玄関へ。追いかけてきたタイミングでいらっしゃいと洗濯ネットへin。そのまま病院へGOです」
・「なるべく平常心。猫から見えないところでネットを用意し、ドアを閉めて行動範囲を狭める」
・「時間ギリギリまで準備をしない」
おやつやおもちゃを与える
・「おもちゃで遊んでハイテンションのときに洗濯ネットをぽーいっと投げると、追いかけて中に入ろうとします。少し入り口を広くしてあげると自分から中に入るので、ファスナーを閉めてキャリーリュックに入ってもらいます」
・「おやつやおもちゃで引き連れる」
・「キャリーに好きなおもちゃを入れておく」
毎回苦労する飼い主さんも
・「キャリーを普段からリビングに出しています。昼寝したりくつろいだりしていますが、いざ病院へ行くときは入ってくれません」
・「さりげなさを装っていても、逃げられるので、可愛いね~と褒めまくり、撫でまくり、ちょっと油断をしたところで、もう1人がネットとキャリーを用意。この時点でとんでもなく暴れてくれるので、決して離さない」
・「ケージを見ると隠れてしまうので、まずケージをお風呂場に置いて扉を閉めて、ちゅーるで脱衣所まで誘導します。脱衣所の扉を閉めて脱走防止をして抱きかかえてケージに入れます。一苦労します」
・「キャリーに入れるのは必ず2人で。捕まえ係と蓋閉め係にわかれる。暴れても、流血覚悟で無理矢理入れます。マニュアルでは、ダメな例になりますが、病院の時間を予約していると、そんなこと言ってられませんので」
【獣医師解説】猫を病院にスムーズに連れていくためにできることは?
そこで、ねこのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に、病院に猫を連れていくときのコツについて伺いました。
――猫を病院にスムーズに連れていくための段取りの工夫でできることはありますか?
岡本先生:
「キャリーケースを普段から寝床や隠れる場所として、生活の一部にするのがおすすめです。それでも入ってくれない場合は、キャリーケースに猫用のフェロモン製品を使用するなどの手段があります。また、愛猫に前もって気持ちを落ち着かせるサプリメントなどを使用するのも手です。お互いに怪我のないように、あらかじめ猫の爪を切っておくと安心です。
また、タオルで頭から全身をくるんだり、洗濯ネットに入れたりすると、猫が安心し大人しくキャリーへ連れていけることが多いです。マタタビやおやつなどで誘導してもいいかもしれません」
取材・文/仲田陽子
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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