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【シニア猫と暮らして】愛猫からもらった”優しさ”を返していきたい

猫の寿命が延び、”猫生”の半分は「シニア期」といわれる時代。まったりほっこりなシニア猫さんとの暮らしをのぞかせてもらいました。今回の飼い主さん&シニア猫は、東京都の束田さんとくろちゃん(メス/推定20才)です。

庭に現れた具合が悪そうな猫

 ある日庭に現れたくろ。見るからに具合が悪そうだったので保護し動物病院へ。猫カゼと診断されました。投薬により治ってからは、庭に家を作り世話をしていましたが、翌夏にまた具合が悪くなり、蚊アレルギーだと判明。室内飼いを決断しました。ずっと外暮らしだったくろ。迎えた当初は、外猫が庭に遊びに来るたび、外に出たがることもしばしば。しかし私とは一緒に居たかったようで、寝るときやトイレなど、どこにでもくっ付いてきていたので、室内飼いにうまく移行できました。
保護当時、猫カゼで具合が悪そうだったくろちゃん

治療を乗り越えて、現在は元気に

 元気になってからは、何でもよく食べ、体重が6㎏に増えたくろですが、17才頃からフードの好き嫌いが始まり、急激に痩せて、今では3㎏ほどに。しかも水を大量に飲みます。同様に保護していたきなこを腎不全で亡くしていたこともあり心配で、精密検査をしてもらいましたが、不思議なくらい健康だそう。また、昨年から治療をしていた歯根膜炎が、今年になって悪化しましたが、専門医による抜歯で、また元気を取り戻してくれたので、ほっとしました。
くろちゃんのために、部屋のあちらこちらに水飲みボウルを置いているそう

今度は私が面倒を見る番ね

 最近よく鳴くようになったくろ。横に座ってなでてあげると、安心したように静かになります。毎朝起こしてくれるくろが、ある日起こしてくれなくなるのでは、と鳴き声がしない朝はドキリとします。娘がまだ小さかった頃、どんなにちょっかいを出されても、怒ることなく"見守り"をしてくれたくろ。今度は私が面倒を見る番ね。たくさん鳴いて、たくさん食べて、そして、たくさん"わがまま"いってください。くろからもらった"優しさ"を返させてね。いつまでも長生きしてね。
お気に入りの椅子の上でくつろぐくろちゃん
いかがでしたか? 愛猫には健康で長生きしてもらいたいもの。シニア猫になるといろいろな変化もありますが、気負わず長いお付き合いをしていきたいですね。

出典/「ねこのきもち」2022年9月号『シニア猫と暮らして』
構成/marihey
※この記事で使用している画像は2022年9月号『シニア猫と暮らして』に掲載しているものです。
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