1. トップ
  2. 猫と暮らす
  3. 飼い方
  4. 居場所
  5. 思いっきりくつろいでほしいから 猫にとって居心地のいい家作りのポイント

猫と暮らす

UP DATE

思いっきりくつろいでほしいから 猫にとって居心地のいい家作りのポイント

愛猫と暮らしているなら、生活環境は人だけでなく猫にとっても快適であってほしいもの。そのためにも、猫の生態をふまえて、好みを満たしてあげることが大切です。そこで今回は、猫が暮らしやすい家づくりのためのポイントを解説します。

猫に快適な室温を維持

茶トラのもなかちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫にとって理想的な温度は、人が少し暑いと感じる程度です。しかし湿気の多いジメジメした空間だと、毛づくろい中についた唾液が蒸発しないため体温が下がらず、熱中症になるなどのリスクが高まることに。
猫に適した環境は、室温が20℃~28℃、湿度は50~60%といわれており、猫だけで留守番しているときもクーラーなどの空調を調節し、快適な室温と湿度を守ってあげましょう。
また、部屋は閉め切らず、部屋と部屋を猫が自由に行き来できる逃げ道をつくってあげることも忘れずに。

くつろぎスペースを高い場所に設ける

ノルウェージアンフォレストキャットのはいじちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫は一日の大半を寝て過ごしますが、その場所として高さのある寝床を好む傾向にあります。これは木の上など高いところを隠れ家にしていた、野生時代の習性の名残。
そのため、猫の過ごす部屋には広さと高さが求められます。人が行き来する床のそばだけでなく、ある程度高さのあるキャットタワーなどに、猫のリラックススペースを作ってあげましょう。

日差しが入る&外が見える場所を猫の特等席に

キジトラのあずきちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫は好奇心が旺盛なので、部屋の中から外の様子を眺めるのも好きです。
そのため、先述したようにキャットタワーなどで高さを補ったら、日差しと外の風景もプラスしましょう。窓際にキャットタワーを設置したり、タンスや収納ボックスなどを置いたりして、家具の上にはなにも置かずにスペースを空けて。
一方で、猫の脱走には注意が必要です。窓や扉に柵などの脱走対策を施しましょう。

猫が隠れられる場所をつくる

メインクーンのすももちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫は野生時代の名残から、狭くて囲われている場所に隠れることを好みます。
そのため家具の一部を利用したり、キャットドームを置いたりと、猫が落ち着くような狭くて囲われているスペースを作ってあげてください。
また、キャリーバッグを部屋に置きっぱなしにしておき、そこに自由に出入りできるようにしておくのもおすすめ。キャリーバッグが安心できる場所になると、災害時の避難生活などにも役立ちます。

部屋や高い場所を自由に行き来できる工夫を

アメリカンショートヘアの龍太ちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
部屋の中でずっと過ごしていると、刺激が欲しくなるのは人も猫も同じ。高い場所にいけるようにキャットタワーを設置しなおしたり、部屋の中にハンモックを設置してみたりと、ちょっとした工夫を取り入れると猫は遊びと同様の刺激を受けます。
ただし部屋全体を自由に行き来させてしまうと、思わぬ事故につながることも。入ってほしくない部屋や近づいてほしくない物がある場所には、ストッパーをつけるなどの対策が必要です。
猫にとって快適な環境をつくってあげると、ストレスの軽減になり、ひいては病気の予防などにも効果的です。ふだん使っているグッズの配置の見直しや、空調の調節など、ちょっとした工夫でも対応することができるので、ぜひ挑戦してみてくださいね。
参考/ねこのきもちWEB MAGAZINE『【獣医師監修】猫が喜ぶ「猫部屋」 おしゃれなDIYアイデアもご紹介
』(監修:ねこのきもち相談室獣医師)
文/田山郁
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
CATEGORY   猫と暮らす

UP DATE

関連するキーワード一覧

人気テーマ

あわせて読みたい!
「猫と暮らす」の新着記事

新着記事をもっと見る