1. トップ
  2. 猫と暮らす
  3. 【獣医師監修】猫が住みやすい部屋・環境の作り方~簡単おしゃれなインテリアもご紹介~

【獣医師監修】猫が住みやすい部屋・環境の作り方~簡単おしゃれなインテリアもご紹介~

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

愛猫と幸せに暮らすために、私達だけでなく、猫にとっても快適な環境の部屋にしてあげたいですよね。「室温はどれくらいがベスト?」「猫の嫌なニオイは?」「どんなアイテムがあればいいの?」などなど、猫と一緒に暮らす部屋を作るための情報をまとめました。簡単に高い場所やキャットウォークを作る方法もお教えします。是非活用してみてくださいね。

猫が住みやすい室温や環境、6つのポイント

猫が快適に過ごせるには、具体的にどのような点に注意すれば良いのでしょうか。部屋の温度や家具の配置など、猫にとって住みやすい環境づくりのポイントをおさえておきましょう。

(1)室温は20℃~28℃が快適

猫が過ごせる部屋の室温は20℃~28℃と言われています。猫のルーツはアフリカにあり、そのため暑さには比較的強いのが特徴です。人間が「ちょっと暑いかな?」と感じるくらいが、猫にはちょうど良い室温になります。
ただ、湿気の多いジメジメした空間は猫には耐えられません。舌から唾液を蒸発させることで、猫は体温を下げようとしますが、湿度が高いと蒸発しにくくなります。そのため、体へのダメージが大きくなってしまうのです。猫にとって理想的な湿度は50~60%と言われています。そして、猫も熱中症になりますので夏場はクーラーで温度調節しましょう
家を留守にする場合、28℃くらいを保てるようクーラーはつけっぱなしで出かけても大丈夫です。また、留守中にクーラーが切れて熱が部屋にこもらないよう、部屋は締め切らずに扉は開けておきましょう。部屋と部屋のあいだを行き来できる逃げ道を作ってあげることが大事です。そうすることで猫が「暑いな」と感じたら、他の涼しい場所へ移動できます。

(2)高いところにくつろぎスペース

猫は一日の大半をゴロゴロ寝て過ごす動物です。そして床などの低いところよりも、キャットタワーの上やソファの上などの高さのある場所を好みます。これは木の上といった高いところを隠れ家にしていた、野生時代の習性の名残からくるもの。眠ったりリラックスするときも、高いところのほうが猫にとって快適です
そんな猫の習性を踏まえると、過ごす空間には広さ以外にも高さが必要となります。人間が行き来する床のそばよりも、ある程度高さのあるところに猫がリラックスできるスペースを作るのがカギです。

(3)日差しが入り、外が見える窓

好奇心旺盛な猫は、部屋の中から外の様子を眺めるのも大好きです。特に高いところから外の景色や部屋の中を眺めるのが、猫にとって至福の時間です。キャットタワーなどで高さを補ったら、日差しと外の風景もプラスしてあげましょう。窓際にキャットタワーを設置してもよいですし、タンスや収納ボックスなどの家具を置いてもいいですね。家具の上には何も置かずスペースを空けるほうが、猫にとっても飼い主さんにとっても安全です。
ただ一点、注意をしていただきたのが猫の脱走を防ぐことです。好奇心にまかせて外へ飛び出してしまうと危険ですので、脱走対策だけは忘れずに行いましょう。

(4)狭くて隠れられる場所

猫の行動を観察していると、やたらと狭いところへ入りたがりますよね。押し入れの中や、ベッドの下といった狭くて囲われている場所です。背中側を覆われるような狭い場所に隠れることで、危険から身を守っていた野生時代の習性の名残から来ています。入口から前方にだけ注意を向けていれば、後ろから攻撃されることもないため大変落ち着くのです
この習性を満たしてあげるには、狭くて隠れられる場所をひとつは確保することが大切です。家具の一部を利用したりキャットドームを置いて、猫がそこに入ると落ち着くなぁと感じるスペースを作ってあげましょう。また、キャリーバッグをいつも部屋に置いておき、そこに自由に出入りできるようにしておくのもひとつの方法です。普段からキャリーバッグに入るのを嫌がる子などには、とても効果的です。

(5)温度変化の少ないアイテムを置く

猫が過ごす環境に置くアイテムは、室温や季節によって温度が著しく変化してしまうアイテムはなるべく避けましょう。猫自身に与えるおもちゃや毛布といったものも同様です。また、素材もアイテム選びの際の重要チェックポイントになります。
猫が喜ぶ素材としておすすめなのがタオル素材やフリース素材です。特にタオルは飼い主さんにとってもお手入れがしやすく、ボロボロになってもすぐに交換できるメリットがあります。タオルに絡まったりかじったり、前足でツンツンしたりと、おもちゃとしての役割も十分果たしてくれますので、くつろぎスペースや隠れ場所に置いておくと重宝しますよ。

(6)適度な刺激を用意する

部屋の中でずーっと過ごしていると、ちょっと刺激が欲しくなるのは猫も同じです。新しいおもちゃを与えるといったことをしなくても、日常生活のちょっとした工夫で猫には遊びと同様の刺激となります。
まずはフードを与えるとき、あえていつもと違う場所に隠すことです。これは猫の狩猟本能を刺激して、獲物を捕まえるのと似たような感覚を与えことができます。
また、視覚や嗅覚への刺激も猫には必要です。窓から見える外の景色を眺めたり、マタタビを使ってゴロゴロしたり、五感を適度に刺激できるような工夫を取り入れてみましょう。適度な刺激は猫のストレス軽減にも大変効果的です。

簡単!猫のためのお部屋改造アイデア集

猫が快適に過ごせる環境のポイントを踏まえて、皆さんのお部屋を猫も大満足な空間に改造してみませんか?知恵と工夫がいっぱいの、お部屋改造アイデア集をお送りします。

(1)キャットタワーを兼ねた本棚DIY

オープンシェルフスタイルの本棚の脇に、キャットタワーを設置しています。本棚の一番上の段を見ると、猫用ソファ以外は何も置かれていません。そして、本棚に並ぶたくさんの本も棚の奥にしまわれているため、棚板の余白部分も猫の遊び場になっています。飼い主さんも猫も共存できる、快適な空間ですね。
猫に必要な高さとくつろぎスペースがきちんと確保されつつ、飼い主さんが生活に必要な物を収納できるように工夫された一石二鳥のアイデアです

また、「いっそのこと猫と快適に過ごせるマンションに引っ越したい…!」といった方は是非こちらの記事もご覧になってみてください。
この時期は物件埋まりがち?「マンション猫」がキュートすぎる

(2)椅子の下の空洞を隠れ家ポイントに

椅子の下を猫の隠れ家にするため、椅子から布を下に垂れ下がるように掛けています。椅子の形が囲われている構造なので、布を掛けることで即席の隠れ家に大変身です。
猫の中には家に知らない人がやって来ると、警戒して狭い場所へ隠れたりする子もいます。コチラのお宅では、来客用のソファの後ろにこの隠れ家を設置していて、安全を確保しながら誰がやって来たのかを猫がちゃんと確認できるようにしているのだそう。ちょっと怖いな思いながらも、誰がやって来たんだろうという好奇心も満たしてあげられる空間です。

(3)出窓にくつろぎスペースを設置

家に出窓があるのなら、そこに猫のくつろぎスペースを作るのも良いアイデアです。普通の窓と違い、出窓は窓ガラスがはめ込み式のため、そこから脱走してしまうという心配がありません。そして、せり出しているぶん日差しも受けやすく、窓から外を眺めたときの感覚も猫の好奇心をより満たしてくれます
出窓のそばに設置するもので、他におすすめなアイテムはキャットタワーです。高いところから外の風景や部屋全体を眺めたい欲求を満たしてあげられますし、日差しを確保しつつ脱走防止にも役立ちます。

(4)人間トイレに猫トイレ!換気と消臭剤で臭い対策

飼い主さんにとって、猫のトイレは結構な悩みの種かもしれませんね。帰宅したら猫の排泄物の臭いが部屋じゅうに広がっていた、なんてことも多いはずです。コチラでは換気扇のある人間用トイレの中に、猫用トイレを設置しています。そして、消臭効果のある猫砂に替えてさらに置き型の消臭剤もプラスしています。
人間用のトイレにはたいてい換気扇が付いています。それなら猫用トイレも同じ場所にすることで、排泄物の臭いを素早く取り除くことができますよね。実際にこのアイデアを実践したお宅では、猫ちゃんの排泄物の臭いに悩まされなくなったそうです。猫のトイレにお悩みの皆さんに、大変おすすめのアイデアです。

少しの工夫とアイデアで猫と快適に過ごそう

猫が快適に過ごすためのポイントと、環境づくりについてお話ししてきました。気を付けるべきポイントは大きく6つありますが、一度に全部を完了させようと思うと大変です。まずはこれからの高温多湿の季節に備えて、部屋の温度管理と湿度管理からはじめてみましょう。猫にとって快適な環境を作ることは、猫のストレス軽減と病気予防に大きく関わってきます。
また、飼い主さんにとっても猫にとっても快適な空間を作ることは、仲良く一緒に暮らしていくうえでとても重要です。ひとつひとつ、工夫しながらじっくり取り組んでいきましょう。

猫と暮らす

更新

関連するキーワード 一覧

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

人気テーマ

あわせて読みたい!
「猫と暮らす」の新着記事

新着記事をもっと見る