猫と暮らす
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【獣医師監修】猫が喜ぶ「猫部屋」 おしゃれなDIYアイデアもご紹介
愛猫と幸せに暮らすためには、人だけでなく猫にとっても快適な環境の部屋にしてあげたいですよね。そこで今回は、飼い主さんたちが猫のためにDIYしたおしゃれな猫部屋アイデア集とともに、猫が喜ぶ部屋づくりのポイントについてご紹介します。

ねこのきもち獣医師相談室
愛猫の困りごとや悩みについてアドバイスをする、「ねこのきもち」獣医師チームです。豊富なアドバイス経験をもとにした丁寧な情報発信を心がけています。誰でも無料でご利用いただけるチャット相談 「ペットケアONLINE」も展開中。
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猫も飼い主さんも快適!家具やグッズのレイアウトアイデア
猫が快適に過ごせる環境のポイントを踏まえて、皆さんのお部屋を猫も大満足な空間に改造してみませんか? 知恵と工夫がいっぱいの、お部屋改造アイデア集をお送りします。
レイアウトアイデア1:本棚に猫タワーを組み合わせる
オープンシェルフスタイルの本棚の脇に、キャットタワーを設置しています。本棚の一番上の段を見ると、猫用ソファ以外は何も置かれていません。そして、本棚に並ぶたくさんの本も棚の奥にしまわれているため、棚板の余白部分も猫の遊び場になっています。飼い主さんも猫も共存できる、快適な空間ですね。
猫に必要な高さとくつろぎスペースがきちんと確保されつつ、飼い主さんが生活に必要な物を収納できるように工夫された一石二鳥のアイデアです。
また、「いっそのこと猫と快適に過ごせるマンションに引っ越したい……!」といった方は是非こちらの記事もご覧になってみてください。
猫に必要な高さとくつろぎスペースがきちんと確保されつつ、飼い主さんが生活に必要な物を収納できるように工夫された一石二鳥のアイデアです。
また、「いっそのこと猫と快適に過ごせるマンションに引っ越したい……!」といった方は是非こちらの記事もご覧になってみてください。
レイアウトアイデア2:椅子の下の空間を隠れ家に
猫のなかには家に知らない人がやって来ると、警戒して狭い場所へ隠れたりするコもいますよね。こちらのお宅ではそんな猫たちのために、椅子から布を垂れ下げた隠れ家を来客用のソファの後ろに設置し、誰がやって来たのか隠れながら確認できるようにしているのだそう。
椅子の形が囲われている構造なので猫の安全も確保しつつ、好奇心も満たしてあげられる空間になっているのがいいですね!
椅子の形が囲われている構造なので猫の安全も確保しつつ、好奇心も満たしてあげられる空間になっているのがいいですね!
レイアウトアイデア3:出窓をくつろぎスペースに
家に出窓があるのなら、そこに猫のくつろぎスペースを作るのもよいアイデアです。普通の窓と違い、出窓は窓ガラスがはめ込み式のため、そこから脱走してしまうという心配がありません。そして、せり出しているぶん日差しも受けやすく、窓から外を眺めたときの感覚も猫の好奇心をより満たしてくれます。
出窓のそばに、一緒にキャットタワーを設置してあげると、高いところから外の風景や部屋全体を眺めたい欲求を満たしてあげられますよ。日差しを確保しつつ、脱走防止にも役立つので一石二鳥ですね。
出窓のそばに、一緒にキャットタワーを設置してあげると、高いところから外の風景や部屋全体を眺めたい欲求を満たしてあげられますよ。日差しを確保しつつ、脱走防止にも役立つので一石二鳥ですね。
レイアウトアイデア4:トイレスペースを猫と共有!
飼い主さんにとって、猫のトイレの置き場所は悩みの種。帰宅したら猫の排泄物のニオイが部屋じゅうに広がっていた、なんてことも多いですよね。こちらのお宅では、換気扇のある人用のトイレの中に猫用トイレを設置しているそうです。
さらに、猫砂を消臭効果のあるものに替え、置き型の消臭剤もプラス。このアイデアを実践したことで、猫ちゃんの排泄物のニオイに悩まされなくなったそうですよ。猫のトイレにお悩みの人にはおすすめのアイデアですね。
ただし、猫が自由に出入りできるよう、トイレのドアはつねに開放しておくか、猫用ドアを設置する必要があるので、そこは注意しましょう!
さらに、猫砂を消臭効果のあるものに替え、置き型の消臭剤もプラス。このアイデアを実践したことで、猫ちゃんの排泄物のニオイに悩まされなくなったそうですよ。猫のトイレにお悩みの人にはおすすめのアイデアですね。
ただし、猫が自由に出入りできるよう、トイレのドアはつねに開放しておくか、猫用ドアを設置する必要があるので、そこは注意しましょう!
猫が楽しめる♪部屋づくりの簡単・おしゃれなDIYアイデア
飼い主さんのなかには、おしゃれな猫部屋をDIYで作っている人もいます。ここでは、Instagramに投稿された、おしゃれな猫部屋アイデアをご紹介します♪
DIYアイデア1:サンルームを猫部屋に改造!
@komico__and__meowさんは家にあるサンルームを、猫ちゃんと飼い主さんがリラックスしてくつろげるように、明るい内装にDIYしたんだとか! 木目調だった床に塗られた、スノーホワイトのペイントが、サンルームをより一層明るくしてくれていますね!
猫ちゃんたちも、部屋につくられたキャットツリーで元気に追いかけっこをしたそうで、快適な猫部屋になっているのが伝わってきます♪
猫ちゃんたちも、部屋につくられたキャットツリーで元気に追いかけっこをしたそうで、快適な猫部屋になっているのが伝わってきます♪
DIYアイデア2:障子を木登りタワーと見晴らし台にリメイク
@ayakomonyaさんは、リフォームで余った木材や廃材予定だった障子、既製品の組み立て棚などを使って、猫用の木登りタワーと見晴台をDIYしたそうです。
しっかりとしたつくりのタワーがすごい! 猫ちゃんたちもさっそく使用していて、何だかうれしそうにも見えますね♪
しっかりとしたつくりのタワーがすごい! 猫ちゃんたちもさっそく使用していて、何だかうれしそうにも見えますね♪
DIYアイデア3:猫も人もくつろげるグッズを設置
こちらは、mgyt121さんが作成した猫部屋です。シンプルながらも猫ちゃんに必要なグッズや、飼い主さんが読める漫画も置かれていて、猫も人も楽しい空間になっていますね♪
@mgyt121さんによると、愛猫のむぎちゃんと彌太郎くんも、部屋でくつろいだり、キャットタワーから外を眺めたりと、思い思いの過ごし方でくつろいでいるんだとか♡
@mgyt121さんによると、愛猫のむぎちゃんと彌太郎くんも、部屋でくつろいだり、キャットタワーから外を眺めたりと、思い思いの過ごし方でくつろいでいるんだとか♡
DIYアイデア4:箪笥をキャットウォークに
@kona.youさんは動物病院の1室に、保護した猫がキャットウォークとして楽しめる、階段箪笥をDIYしたそう。一段一段無理のない高さにしたり、階段途中でくつろげるようござを敷いたりと、猫への愛にあふれた工夫がたくさん凝らされています♡
猫ちゃんたちも階段の空いた場所に入り込んだり、階段箪笥を使って壁の柱に登ろうとしたりと、楽しそうに過ごしてくれているんだそうですよ♪
猫ちゃんたちも階段の空いた場所に入り込んだり、階段箪笥を使って壁の柱に登ろうとしたりと、楽しそうに過ごしてくれているんだそうですよ♪
猫が住みやすい環境は?部屋に取り入れたいポイント
猫が快適に過ごすには、具体的にどのような点に注意すればよいのでしょうか。部屋の温度や家具の配置など、猫にとって住みやすい環境づくりのポイントをおさえておきましょう。
猫に快適な室温を維持
猫のルーツは半砂漠地帯なため、暑さには比較的強いのが特徴です。人が「ちょっと暑いかな?」と感じるくらいが、猫にはちょうどよい室温になります。ただし、湿気の多いジメジメした空間は猫には耐えられません。湿度が高いと毛づくろい中についた唾液が蒸発しなくて体温が下がらず、熱中症になるなどのリスクが高まってしまいます。
猫にとって理想的な室温は20℃~28℃、湿度は50~60%といわれているので、猫だけで留守番しているときもクーラーをつけっぱなしにして、快適な室温・湿度を保ってあげましょう。
また、部屋は締め切らず、部屋と部屋のあいだを行き来できる逃げ道をつくってあげることも大切ですよ。
猫にとって理想的な室温は20℃~28℃、湿度は50~60%といわれているので、猫だけで留守番しているときもクーラーをつけっぱなしにして、快適な室温・湿度を保ってあげましょう。
また、部屋は締め切らず、部屋と部屋のあいだを行き来できる逃げ道をつくってあげることも大切ですよ。
くつろぎスペースを高い場所に設ける
猫は一日の大半をゴロゴロ寝て過ごす動物です。そして床などの低いところよりも、キャットタワーの上やソファの上などの高さのある場所を好みます。これは木の上といった高いところを隠れ家にしていた、野生時代の習性の名残からくるもの。眠ったりリラックスしたりするときも、高いところのほうが猫にとって快適です。
そんな猫の習性を踏まえると、過ごす空間には広さ以外にも高さが必要となります。人が行き来する床のそばよりも、ある程度高さのあるところに猫がリラックスできるスペースを作るのがカギです。
そんな猫の習性を踏まえると、過ごす空間には広さ以外にも高さが必要となります。人が行き来する床のそばよりも、ある程度高さのあるところに猫がリラックスできるスペースを作るのがカギです。
日差しが入る&外が見える場所を猫の特等席に
好奇心旺盛な猫は、部屋の中から外の様子を眺めるのも大好きです。特に高いところから外の景色や部屋の中を眺めるのが、猫にとって至福の時間です。キャットタワーなどで高さを補ったら、日差しと外の風景もプラスしてあげましょう。窓際にキャットタワーを設置してもよいですし、タンスや収納ボックスなどの家具を置いてもいいですね。家具の上には何も置かずスペースを空けるほうが、猫にとっても飼い主さんにとっても安全です。
ただし、外が見える場所に猫の居場所を用意するときは、猫の脱走に気をつけましょう。好奇心にまかせて外へ飛び出してしまうと、ケガや病気をもらってきてしまう危険もあるので、窓などに柵などの脱走対策を施すことが大切です。
ただし、外が見える場所に猫の居場所を用意するときは、猫の脱走に気をつけましょう。好奇心にまかせて外へ飛び出してしまうと、ケガや病気をもらってきてしまう危険もあるので、窓などに柵などの脱走対策を施すことが大切です。
猫が隠れられる場所をつくる
猫は押し入れの中やベッドの下といった、狭くて囲われている場所にやたらと入りたがりますよね。背中側を覆われるような狭い場所に隠れる行為は、危険から身を守っていた野生時代の習性の名残からきています。入口から前方にだけ注意を向けていれば、後ろから攻撃されることもないため大変落ち着くのです。
この習性を満たしてあげるには、狭くて隠れられる場所をひとつは確保することが大切です。家具の一部を利用したり、キャットドームを置いたりと、猫がそこに入ると落ち着くなぁと感じるスペースを作ってあげましょう。
また、キャリーバッグをいつも部屋に置いておき、そこに自由に出入りできるようにしておくのもひとつの方法です。災害時の避難生活のためにも、キャリーバッグが安心できる場所であるようにしておくことが大切です。
この習性を満たしてあげるには、狭くて隠れられる場所をひとつは確保することが大切です。家具の一部を利用したり、キャットドームを置いたりと、猫がそこに入ると落ち着くなぁと感じるスペースを作ってあげましょう。
また、キャリーバッグをいつも部屋に置いておき、そこに自由に出入りできるようにしておくのもひとつの方法です。災害時の避難生活のためにも、キャリーバッグが安心できる場所であるようにしておくことが大切です。
部屋や高い場所を自由に行き来できる工夫を
部屋の中でずっと過ごしていると、ちょっと刺激が欲しくなるのは人も猫も同じです。新しいおもちゃを与えるといったことをしなくても、高い場所に行けるようにキャットタワーを設置しなおしたり、部屋の途中にハンモックを設置してみたりと、日常生活にちょっとした工夫を取り入れるだけで、猫は遊びと同様の刺激を受けられます。
ただし、部屋全体を自由に行き来させてしまうと、思わぬ事故につながる危険性もあるため、入ってほしくない部屋や近づいてほしくないものがある場所には、ストッパーをつけるなどの対策も必要です。
ただし、部屋全体を自由に行き来させてしまうと、思わぬ事故につながる危険性もあるため、入ってほしくない部屋や近づいてほしくないものがある場所には、ストッパーをつけるなどの対策も必要です。
愛猫と一緒に快適に暮らせるアイデアを取り入れよう!
猫にとって快適な環境をつくることは、猫のストレス軽減と病気予防になるだけでなく、飼い主さんとの関係をよりよいものにするためにも必要不可欠です。
とはいえ、わざわざ部屋を大がかりに改造する必要はなく、ふだん使っているグッズの場所を少し移動してみたり、室温を見直してみたりするだけでも十分効果があるので、今回ご紹介したレイアウトやDIYアイデアを参考に、自分なりの快適空間をつくりあげてみてくださいね。
とはいえ、わざわざ部屋を大がかりに改造する必要はなく、ふだん使っているグッズの場所を少し移動してみたり、室温を見直してみたりするだけでも十分効果があるので、今回ご紹介したレイアウトやDIYアイデアを参考に、自分なりの快適空間をつくりあげてみてくださいね。
参照/Instagram
監修/ねこのきもち相談室獣医師
文/pigeon
※一部写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と一部写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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