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「定期的に受けていれば」猫の健康診断を受けずに後悔した飼い主の声 獣医師がすすめる頻度は

飼い主さんのなかには、「愛猫の健康診断を定期的に受けていれば」と後悔している人もいるようです。今回はそのアンケート調査をするとともに、ねこのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に、健康診断の必要性や正しい受け方などを伺いました。

「愛猫の健康診断を受けていれば・・・・・・」と約2割の飼い主さんが後悔!

猫の健康診断に関する飼い主さんの後悔
※2022年9月実施「ねこのきもちアプリ」内アンケート調査(回答者数 52人)
健康診断を受けていればと飼い主さんが後悔したことについてのアンケート(ねこのきもちWEB MAGAZINE)
今回ねこのきもちアプリでは、52名の飼い主さんを対象に「猫の健康診断を定期的に受けていなかったことで何か後悔したことはあるか」についてアンケート調査を実施。すると、約2割の飼い主さんが「ちゃんと受ければよかったと後悔している」と回答しました。

健康診断を受けていなかったことで後悔したこととは?

スコティッシュ ・ フォールドの子猫を睡眠をなでる
kobeza/gettyimages
さらに、「愛猫の健康診断を受けていなかったことでどのような後悔をしたか」について飼い主さんたちに伺ったところ、以下のような意見が寄せられました。

  • 「歯周病になっていたのがわかりませんでした」
  • 「腎臓病になっていました」
  • 「病気が見つかったときにはかなり進行していました。もっと早くみつけてあげたかった」
  • 「病気になっていて、発覚したときにはすでに手遅れだったから。もっと早く気づいていたら、もっと何かしてあげられたかもと後悔しています」
  • 「まだ若く、食欲も排泄もとくに問題なくふつうに生活していたのに、急死してしまったこと。コロナの影響で健康診断を春から秋に予定変更していましたが、ちゃんと春に受けていたら何か違ったのかもしれないと、ひどく後悔しています」

【獣医師監修】猫の健康診断の必要性と受ける頻度の目安

見つめる猫
rai/gettyimages
では、上記のような後悔をしないために、愛猫の健康診断はどのように受けるのが正しいのでしょうか?猫の健康診断の必要性と受ける頻度の目安について、ねこのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に聞きました。

――猫の健康診断はいつから、どのくらいの頻度で受けるのが望ましいのでしょうか?また、定期的に健康診断を受けるメリットについても簡単に教えてください。

岡本先生:
「健康な状態のときの体の状態を調べておくことで、体調を崩したときの原因が鑑別しやすいだけでなく、病気の早期発見につなげることができます。そのためにも、猫の健康診断を定期的に受けることは大切です。

頻度としては、6才までは年に1回、7才以上は半年に1回の健診がおすすめです。」

――アンケート調査の回答のなかに、「ふつうに生活していたのに急死してしまった」「病気になっていたのがわからなかった」などの声がありました。こういった後悔をしないために、日ごろからどのような健診を受けたらよいでしょうか?

岡本先生:
「猫種や年齢を考慮して、健診の検査項目や内容、頻度などをかかりつけ医とよく相談することが大切です」
愛猫に健康で長生きしてもらうためには、定期的な健康診断が必要不可欠です。愛猫のためにも、飼い主さんが「もっと早く気づいてあげられたらよかった」と後悔しないためにも、愛猫の健康診断はしっかり受けるようにしてくださいね。
(監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・岡本りさ先生)
文/宮下早希
※記事と一部写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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