1. トップ
  2. 猫と暮らす
  3. しぐさ
  4. 寒い季節は正直つらい 猫が朝早く飼い主を起こしにくる理由

猫と暮らす

UP DATE

寒い季節は正直つらい 猫が朝早く飼い主を起こしにくる理由

愛猫に朝早く起こされた経験はありませんか? かわいい反面、まだ寝ていたいのに……と困ってしまうこともありますよね。今回は「猫が飼い主さんを朝早く起こす理由」について、ねこのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に教えていただきました。

猫が朝早くに飼い主さんを起こしにくる理由は?

布団に横たわるレグルスくん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
子猫や健康な猫が毎朝のように飼い主さんを起こしにくるのは、「薄明薄暮性」という行動パターンが関係しています。
もともと猫は、獲物を捕まえやすいよう薄暗い明け方や夕方などに活動的になる生き物です。こうした野生時代の名残で、人がまだ寝ている朝早い時間にお腹が空いたり、遊びたくなったりするのでしょう。

朝早く起こされたら、飼い主さんはどう対応すべき?

ベッドにもぐる琥珀くん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
先述のとおり、猫が朝起こしにくるのは習性です。叱っても止めさせることはできませんし、むしろ愛猫との関係が悪くなってしまうおそれもあります。まずは、愛猫が飼い主さんになにを求めて起こしにきているかを理解しましょう。

たとえばゴハンを催促してくるときは、

  • 朝お腹が空いたらいつでも食べられるよう、寝る前にフードを多めに置いておく

  • 朝早くお腹が空かないよう1日の食事時間を工夫する

  • 自動給餌器を利用する



トイレが汚れているのを嫌がっているようなら、

  • トイレの数を増やす

  • システムトイレを利用してみる



といった対処方法があります。このほか「遊んでほしい」「甘えたい」といった様子のときは、日中にたくさんかまってあげるなどして対応しましょう。

猫の要求に応えすぎないよう注意

眠たそうなラテちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
とはいえ、要求に応えすぎてしてしまうのはNGです。飼い主さんが何でも応えてしまうと「起こせば頼みを聞いてくれる」と思われてしまい、状況がエスカレートしてしまいます。

トイレなどの要求を満たしても起こしにくるときは、思い切って反応しないことも大切です。名前を呼んだり撫でたりしても猫の要求を受け入れたことになるので、できるだけ避けるようにしましょう。

急に起こしにくるようになったら、病気のサインかも

大きなおめめのごましおくん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
今まで起こしにくることがなかった愛猫が、急に起こしにくるようになったときは注意が必要。なんらかのストレスが原因で、飼い主さんを起こしにきている可能性があります。

また、ホルモンの病気のせいで活発になったり、食欲が旺盛になったりすることも。愛猫の行動に違和感があれば、かかりつけの獣医師に相談しましょう。
猫が朝早く起こしにくるのは、もともとの習性が関係しています。愛猫が何を求めて起こしにきているかを見極めて、うまく対応してあげてくださいね。
(監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・〇〇〇〇先生)
文/柏田ゆき
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
CATEGORY   猫と暮らす

UP DATE

関連するキーワード一覧

人気テーマ

あわせて読みたい!
「猫と暮らす」の新着記事

新着記事をもっと見る