猫と暮らす
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猫の体をなでて病気を発見! 猫の飼い主の実体験とさわって気づいた体の部位は
【調査】 愛猫の体をなでていて異変に気づき、その後「じつはこの病気だった」とわかった経験がある?
【体験談】どのように愛猫をなでていて異変に気づけた?
- 「最初は何も考えずにスキンシップで頭から背中となでていますが、そのうちに異常はないかと気にしながら再度、頭から背中、脇あたりからお腹、しっぽへとなでています。すると脇の下に、しこりを見つけることができました」
- 「ブラッシングしながら、必ず手でも体をなでるようにしています。その際にプチっとした指先に引っかかる違和感があったので、毛を開いて地肌を確認すると、小さい小さいホクロのような突起物。生検で毛芽腫の疑いありとされ、経過観察中」
- 「腕の辺りを触っていたら、小さなしこりを見つけました。痛がる様子もなかったので、1日様子を見たのですが、やはり心配になり病院へ。結局、ニキビとの診断で病気という病気ではありませんでしたが、体を触ることの大切さを感じました」
- 「毎朝のブラッシングの仕上げで手でナデナデしながら全身チェックする際に、しこりを見つけました」
- 「お腹をなでていたら痛そうにしたので、すぐに動物病院に行きました。レントゲンを見て腸閉塞とわかり、バリウムを飲ませて様子を見て、腸が動いていないとわかり、即手術になりました。うちの猫は長毛種で、グルーミングして、自分の毛を飲み込んで塊になっていました。危なかったです」
- 「愛猫はあまりなでられるのが好きじゃないのですが、爪を切るときたまたま太ももの内側から足先までなでてみたら、湿疹のようなプツプツが。よく見たら両足と両腕の柔らかい部分にプツプツと出ていて、急いで獣医に診てもらったらアレルギー性の湿疹だと言われました。現在、投薬治療中ですが治まってきました。なでられるのが苦手な猫も、たまに隅々までなでてみるのが大切だと思いました」
- 「お腹を向けてなでろと言うのでなでていたら、湿疹ができていることに気づいた」
- 「体をなでているときに、プツプツと手に触れるものに気付きました。毛を掻き分けてみるとフケもあり、プツプツと湿疹ができ、赤くなっていたので病院へ。アレルギーでした」
- 「先代の愛猫を仰向けにして脇の下付近から、後ろ足の付け根まで普段から触ってチェックしていたら、ある日ケシの実くらいのプツンとしたものが指に触れたので、受診すると乳腺腫瘍でした」
- 「下顎付近に触れたら痛がった。扁平上皮癌でした」
- 「縦抱きをしていて、太ももの辺りに手を持っていったら、何か塊が手に触れた。病院で診てもらったら、良性の脂肪腫だった」
【獣医師解説】猫の体をなでていて気づける異変には、どのようなものがある?
「猫の体をなでていて気づける異変には、次のようなものがあります。
・皮膚炎
・患部の痛み
普段からスキンシップが多いと、いつもと違う触り心地や、体を触られたときの愛猫の異変に気づきやすいでしょう。日頃から愛猫とのスキンシップの時間を大切にして、愛猫の異変にすぐに気づいてあげられるとよいですね」
(監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・岡本りさ先生)
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/雨宮カイ
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