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猫飼いの新常識? 猫の体調異変をスマホで獣医師に伝えている飼い主の割合

動物病院を受診するときに、猫の体調不良の症状の動画や画像があったほうがいいといわれています。そこで今回は、実際に受診時に動画や写真を見せたことがあるかアンケートを実施し、ねこのきもち獣医師相談室の丸山知美先生にお話を伺いました。

動物病院を受診するときに猫の体調異変の動画や画像を見せたことはある?

動物病院を受診する際に動画や画像を見せたことはある?
※2023年1月実施「ねこのきもちアプリ」内アンケート調査(回答者数 400人)
動物病院を受診する際に動画や画像を見せたことがあるかについてアンケート(ねこのきもちWEB MAGAZINE)

実際に動画や写真を見せた飼い主さんに聞きました!どんな点が良かった?

ミケ猫のももちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
・「症状が出たときと受診時との比較ができ、受診時に症状が治まっていたときに画像で説明できた」
・「咳なのか、くしゃみなのかわからなかったので、動画を見て判断してもらい治療した」
・「保護猫3匹を引き取ってから1ヶ月程して、吐き戻した中に白い回虫のようなものが見られました。すぐ写真と
動画を取り病院へ。無事に駆虫薬で体調も戻りました。少しでも早く気づけてよかったです」
・「急に今までと違う鳴き方や行動を始めたが、猫を初めて飼ったので普通なのか異常なのかが分からなかった。動画を撮って病院で見せたところ発情期の兆候と分かり、避妊手術についてすぐに準備することができた」
・「歩きがよたる感じで階段を登るのか怪しくなってきていたので、動画を撮って見てもらった。結果、心臓の病気が見つかって、薬で対応ができて、元通りに歩いたり階段を登ったりできるように。病院で平面を歩かせることは出来るけれど階段は無いので、参考になったと獣医師から言われた」

動物病院を受診するときに症状の動画や画像があったほうがいいケースは?

アメリカンショートヘアの龍太ちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
ここからは、ねこのきもち獣医師相談室の丸山知美先生にお話を伺います。

――動物病院を受診するときに、症状の動画や画像があったほうがいいケースの具体例を教えてください。

丸山先生:
「震えやけいれんなどの症状、歩行の異常、咳やくしゃみなどの呼吸器症状などの体の動きや、音、歩き方など、言葉では伝えにくかったり読み取りにかったりすることに対して、動画撮影は非常に有効かと思います。
特にてんかん発作などは、病院の受診時には止まってしまっていることも多いもの。動画があれば、いつ、どこで、どんな症状で、どれくらいの長さがあった、というすべてが記録されます。

慌てないで撮影するのは難しいですが、動画撮影が的確な診断に結び付くケースも少なくないため、できるだけ冷静に撮影ができるといいですね」

静止画が有効なケースも

丸山先生:
「また、下痢や嘔吐など、全て病院に持参が出来ないものも静止画で撮影してきていただくこともありますし、皮膚病などもすぐに病院受診が出来ない際には、有力な証拠になることもあります。気になることがあれば、出来るだけ記録や画像の保存を試みていただく習慣があるといいかもしれませんね」

――ありがとうございました。
口頭では説明しにくい症状でも、動画や画像があれば、より的確に獣医師に伝わりやすいものです。愛猫の異変に落ち着いて対応することは難しいかもしれませんが、できるだけ症状や異変を記録できるようにしておきたいですね。
(監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・丸山知美先生)
取材・文/田山郁
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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