猫を迎える環境は整っている?
住環境やライフスタイルに合っているか
春から新生活を始める方も多いと思いますが、猫を飼うにはペットを飼育できる環境であるかどうかをまず考える必要があります。マンションの場合は猫を飼うことはOKであっても、大きさや頭数に制限が設けられていることもあるでしょう。また転居や転勤があれば、将来的に飼えなくなってしまう可能性もあるかもしれません。
そしてペットは種類によって、お世話の仕方も生態も大きく異なります。事前にリサーチし、自分の住環境やライフスタイルに合っているかどうかをよく考えましょう。
家族の理解とアレルギーについて
猫を飼い始めるには、一緒に住んでいる家族全員の同意が必要不可欠です。飼い始める前に家族間でよく話し合う必要があります。もし家族にアレルギー体質の方がいる場合は、猫の毛や排泄物からアレルギー反応が起こる可能性があります。飼い始めたあとに喘息や湿疹などのアレルギー症状が出ることもあるため、事前に医師に相談するなど慎重に考えましょう。
きちんと世話ができるのか考えよう
猫の世話をする時間と体力はあるか
毎日の食事の用意や排泄物の処理など、日々のお世話はたくさんあります。その他にも、掃除や運動、遊び、健康管理など、たくさんの時間や体力が必要となるでしょう。少しでもお世話が面倒だと思うなら、飼うべきではありません。
経済的余裕はあるか
猫を飼うには、当然ながらお金がかかります。猫を迎えるためのトイレやケージなどの設備費用や毎月のフード代、ワクチン接種の費用のほかにも、病気・ケガや高齢になった際には動物病院の診察代がかかります。それらの経済的負担を負う余裕があるか、飼う前に考える必要があります。
猫の一生に責任を持つということ
猫を危険から守るために
猫を家の外に出してしまうと、交通事故や猫同士の争いによるケガ、感染症などの危険があります。また、ゴミを荒らしたり、排泄物や鳴き声などで周囲に迷惑をかけてしまうこともあるでしょう。猫を危険から守り飼い主の責任を果たすためにも、猫は室内で飼いましょう。
何があっても飼い続ける覚悟が必要
引っ越しや転職に結婚など、現在と状況が変わったとしても飼い続けることができるのか、飼う前によく考えなければいけません。万が一飼い主さんが病気になることも想定し、代わりにお世話をしてくれる人まで決めておくと安心です。
猫は私たちの生活に癒しと潤いを与えてくれる存在ですが、飼う前に注意しなければならないポイントがたくさんあります。本当に飼うことができるのか、猫の一生に責任を持つことができるのか、よく考えましょう。猫を飼う前に
「猫を飼うときの心構え」も参考にしてくださいね。
文/AzusaS
※写真はスマホアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。