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小さい子どもがいる家で猫を飼うときに心がけたいこと|獣医師解説

お子様がいるご家庭で猫を飼育するとなった場合、さまざまなルールや考えなくてはいけないことがあります。今回は、10歳くらいまでのお子様がいるご家庭で猫を飼育する場合に気をつけたいこと、心構えなどについて、ねこのきもち獣医師相談室の丸山知美先生に教えていただきました。

子どもと一緒に気をつけたいこと

キジトラのねこまるくん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
――10歳くらいまでのお子様がいるご家庭で、猫を飼育する際に気をつけなければいけないことを教えてください。

丸山先生:
「まずは、お子様やご家族に猫アレルギーがないことは確認しましょう。そして、猫それぞれの性格にもよりますが、小さな子が苦手な猫もいるということを理解しておいてください。

お子様の年齢によって教えてあげられることも違いますし、キリがないかもしれませんが、大きい声を出すと猫が怖がってしまうこと、急に近づいたり触ったりしない、事故になるようなものを置きっぱなしにしない、窓を開けっぱなしにしない、食べ物を落とさないなど基本的なことはお子様にも伝えておくといいでしょう」

飼育しやすい猫の性別や年齢、種類は?

茶トラのトラくん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
――10歳くらいまでのお子様がいるご家庭で、飼育しやすい猫の年齢や性別、種類などがあれば教えてください。

丸山先生:
「猫が穏やかな性格であるとベターですね。猫それぞれの性格にもよりますが、一般的には、ノルウェージアンフォレストキャットやメインクーン、ラグドールなどが穏やかだといわれています。
すでにお子様がいるご家庭が猫を迎える場合は、猫の物心がつく前の子猫や、お子様を怖がらないとわかっている猫だといいかもしれません。性別については、あまり関係がなく、相性次第ではないかと考えます」

猫を飼育する前に子どもに伝えておきたいこと

茶トラの獅丸くん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
――猫を飼育する前にお子様に伝えておいた方がいいルールなどがあれば教えてください。

丸山先生:
「猫が元気に生活しているか注意してみること、食べ物を落とさないこと、おもちゃや文房具などはしまうこと、などたくさんのルールがあり、あげたらキリがありません。
優しくすることができるか、大人になっても大切にできるか、一緒にお世話をすることができるのかなど、猫と一緒に生活していくことができるのか、じっくりと向き合う時間をつくることが大切だと思います。

お子様が猫と向き合うことができるように、お子様の年齢によっては一緒に日記をつけてみたり、お約束ノートを作ってみたりするのもおすすめです。
お子様にとっても大切な成長期になるかと思いますので、猫と一緒に生活することで彩のある生活になるといいですね」

――ありがとうございました。
基本的なルールはもちろんですが、お子様が猫とどのように生活していくのかを想像できるように、一緒に考えていきたいですね。
(監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・丸山知美先生)
取材・文/山村晴美
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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