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体質が変わることも? 冬の猫の暮らしにまつわる気になる疑問にお答え

愛猫が冬を元気に過ごすためには、季節に合わせたお世話を取り入れてあげることが大切です。そこで今回は、冬の猫の暮らしにまつわる“気になる疑問”を3つ取り上げ、獣医師の小林清佳先生にお答えいただきました。ぜひ冬のお世話の参考にしてみてくださいね。

(1)暖かくした部屋で丸くなって寝るのは寒いから?

アメリカンショートヘアのナツくん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
Q1. 部屋を暖めているのですが、愛猫が丸くなって寝るのは、暖かさが足りていないのでしょうか?

A1. 丸まって寝るからといって寒いとは限りません

猫などの動物が丸まって寝るのには、さまざまな説があります。「リラックスしているから」という説や、反対に「緊張しているから」という説も。「寒いから」というのもそのひとつですが、実はよくわかっていないのです。

体を丸くすることで狭いスペースでも寝ることができ、猫にとっては体の関節や背骨などに負担がかからない寝方なのかも。必ずしも寒いのが理由とは限りませんので、冬の室温は24~26℃を目安に設定しておくとよいでしょう。

(2)室内が乾燥すると猫も咳をする?

キジトラのりおちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
Q2. 部屋の中が乾燥すると、猫も咳が出るのでしょうか?

A2. 咳をする病気の猫の場合は、症状が悪化することも

猫はほとんど咳をしない動物ですが、アレルギーに起因するぜんそく、ウイルスや細菌による気管支炎、そのほか、気管や肺の病気で咳をすることがあります。こうした病気を抱えている猫は、室内の空気の乾燥で咳が悪化する可能性も。

なお、乾燥すると粘膜から病原体が侵入しやすくなるため、それを防ぐためにも加湿をしたほうがよいでしょう。加湿器を使う場合は、猫が触れられない場所に設置する、柵で囲うなどの対策をするようにしてください。

(3)冬の猫は太りやすくなる?

うにちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
Q3. 冬になると猫は太りやすくなるのでしょうか?

A3. 冬は太りやすくなります

冬は太りやすいといわれるのは、生理学的にある一定の温度を超えるとホルモン代謝が活発になり、逆に温度が下がると代謝も下がり、脂肪を蓄積することで寒さをしのぐからです。

ただし、太りすぎの場合は主に食事量や運動不足が原因。獣医師に相談して体重管理用のフードに切り替える、フードを小分けにして与えるなど、冬はとくに食べ過ぎない工夫をするのも一案です。
季節に合わせたお世話を取り入れ、寒い冬も元気に過ごせるとよいですね。
お話を伺った先生/小林清佳先生(モノカどうぶつ病院院長)
参考/「ねこのきもち」2022年12月号『猫は寒さが苦手だから… 冬の暮らしにまつわる相談、専門家がずばり回答!』
文/長谷部サチ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
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