猫と暮らす
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猫の耳は動く「パラボラアンテナ」 優れた聴覚をもつ猫の耳の仕組みのナゾ
猫の耳は動くパラボラアンテナのような構造
この優れた聴覚に役立っているのが、音を集める役割の「耳介(じかい)」です。
猫の顔の割合に対して大きく、かつ270度も回転させることが可能。そのため音がする方向へ正確に動かすことができ、「動くパラボラアンテナ」のような仕組みになっています。
また、聴細胞から伝わった刺激を大脳に伝える「聴神経」は、約4万本と人よりも1万本多く、耳の先に生えている「房毛(ふさげ)」は、超音波に反応し、聞こえやすくするために役立っているのです。
猫の耳は気持ちを表す
たとえば興味があるときは耳をピンと立てたり、気持ちがいいときは左右に広げたり、怒ったときは横に回転させたりといった動きが見られるでしょう。
気をつけたい猫の耳の病気
外耳炎を発症すると、中耳に近いところを通過し目につながる交感神経に障害が起こり、「ホルネル症候群」になるケースも。外耳炎の場合、耳アカが増え、悪臭がする傾向があるため、気がついたらすぐに獣医師に相談しましょう。
参考/「ねこきもち」2021年2月号『スペシャリストが教える にゃるほど♡猫のパーツ vol.4 耳』
文/田山郁
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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