長く人と暮らしている猫たちは、「これをしたらおやつがもらえた!」「こうしたら遊んでくれた!」といった行動を覚え、習慣的にコミュニケーションを取るようになるそうです。そこで今回は、愛猫の気持ちの伝え方について、動物看護師の小野寺温先生にお話を伺いました。
「こっちを向いて!」
テレビやスマホに夢中になっていると、愛猫から前足でちょんちょんとされたことはありませんか? これは愛猫が「こっちを向いて!」と意思表示をしている証。猫同士ではあまり見られないジェスチャーなので、人に使うことが多い行動だと考えられます。
「離れたくないよ」
飼い主さんの行くところについてくる、いわゆる“ストーカー”ですが、これは「離れたくないよ」のサイン。いわゆる「あと追い」と呼ばれる行動で、母猫・子猫間以外では見られないといわれています。成猫になってもあと追いするということは、子猫気分がまだ抜けていないのかもしれないですね。
「遊ぼうよ」
新聞を読んだりパソコンで作業したりしていると、邪魔しにくる猫も多いですよね。これは飼い主さんの視界に入り、関心をひきたいときに見られる行動です。こうすれば、飼い主さんがかまってくれることを猫は知っているのだそう。
人からすると「邪魔をされている」と感じてしまいますが、猫にはそんな意図はないのかもしれませんね。
そのほかにも、愛猫はさまざまなアクションで飼い主さんたちに気持ちを伝えてくれています。愛猫の行動をキャッチして、より良いコミュニケーションを築いてくださいね!
お話を伺った先生/小野寺温先生(帝京科学大学講師 動物看護師)
参考/「ねこのきもち」2021年4月号『猫同士のコミュニケーションがお手本!愛猫と気持ちを通わす“ネコメソッド”』
文/清水ゆか
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。