ふだん、何気なくしている愛猫のお世話。そんなお世話のなかでも、知っておくことでより効率的になり、役立つものがあります。今回は、日々のお世話の再確認として、正しいお世話の方法を愛玩動物飼養管理士1級の石原さくらさんに伺いました。3択形式でご紹介するので、何問解けるか挑戦してみてくださいね。
じゃらしおもちゃで遊ばせるとき、猫を満足させるコツは?
猫を遊ばせるじゃらし遊び。猫をより満足させるために意識したいこととはどんなことでしょうか?
(A)ギリギリまで捕まえられないように動かす
(B)数回に1回は必ずキャッチさせてあげる
(C)猫が息切れするほど激しく遊ばせる
正解は(B) “獲物を”捕まえさせて!
猫の遊びはハンティングを模したものです。獲物に見立てたじゃらしが捕まえられないと猫はあきてしまうので、5回に1回ぐらいはキャッチさせて、ハンターとしての満足感を味わわせてあげるとよいでしょう。
猫に飲ませてはいけないのはどんな水?
猫に飲ませる水として適していないものは、次のうちどれでしょう?
(A)軟水
(B)硬水のミネラルウォーター
(C)アルカリイオン水
正解は(B) ミネラルの多い硬水はNG!
ミネラル含有量が多い硬水は、猫に飲ませると尿石症の原因になることがあります。猫に与える水は、基本的に水道の水でOKです。
トイレ容器や砂のタイプを替えるとき、やったほうがいいことは?
トイレ容器を取り替えたり、猫砂を別のタイプに替えたりするときにしたほうがいいこととはなんでしょうか?
(A)使用ずみの砂を一部残しておく
(B)古いトイレをすぐに片付ける
(C)猫の寝床の近くに移動させる
正解は(A) 自分のトイレのニオイを残してあげて!
ある日突然、新しいトイレ容器や今までとタイプが違う砂に替わると、不安になってしまう猫もいます。トイレの環境を清潔に保つことは大事ですが、猫が自分のトイレをニオイで認識できるよう、使用ずみのトイレ砂を一部残しておくようにしましょう。
何気なくしている愛猫のお世話も、見直してみると新たな発見があるかもしれません。ぜひ、愛猫との生活に役立ててくださいね。
お話を伺った先生/石原さくらさん(猫写真家 愛玩動物飼養管理士1級 キャットグルーマー)
参考/「ねこのきもち」2022年5月号『スペシャリストが出題。知るほど愛猫を大切にできる!「ねこ検」やってみよう!』
文/小林けい
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。