猫と暮らす
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キジトラ・ミケ・サバトラ 猫の毛柄の魅力 猫の毛柄の決まり方を専門家に聞いた
単色から複数色の柄まで、種類豊富な猫の毛柄。飼い主さんたちはそれぞれの毛柄に、どんな魅力があると感じているのでしょうか?アンケートに寄せられた声をご紹介します。また、猫の毛柄が決まる仕組みについて、猫研究家の石原さくらさんにお話を伺いました。
【調査】飼っている猫の毛柄はどれ?

今回ねこのきもちWEB MAGAZINEでは、280名の飼い主さんを対象に、飼っている猫の毛柄についてアンケートを実施。そのなかで最も回答が多かった毛柄は「キジトラ」で20%、2番目が「黒×白」の13%、次いで「黒」「茶トラ」が12%、「ミケ」が10%という結果に。一番回答が少なかったのは「サビ」の4%でした。
飼い主さんが思う、それぞれの毛柄の魅力とは
また、飼い主さんたちにそれぞれの毛柄の魅力について聞いてみたところ、次のような声が寄せられました。
「キジトラ」の魅力
- 「イエネコの原型として野性味を感じる毛柄ですが、甘えん坊も多いので、そのギャップにひかれます」
- 「個人的に顔のしましまや鼻の頭、口元の色合いがかわいい。肉球の黒豆もいい」
- 「クレオパトララインが、めちゃくちゃきれいでかわいい」
- 「好奇心が強く、運動神経がいい」
「黒×白」の魅力
- 「鼻はピンクでまるで牛のよう。黒い部分は日に当たるとショコラ色に輝き、白い部分は真っ白で本当にきれい!」
- 「どのカラーよりも個性が際立っていてチャーミングだと思う」
- 「黒猫の人懐っこさと白猫の慎重さが合わさっている。行動にもよく笑わせてもらっています」
- 「バイカラーでも色の配色でたくさんの模様が楽しめる。家の猫は黒タイツに白ソックスのような感じです」
「黒」の魅力
- 「光の加減でしまが見えるなど、黒といっても個性的でいい。艶々でベルベットのようです!」
- 「アニメみたいな見た目が、コミカルな動きにマッチし過ぎなところ。甘えん坊で人懐こく、とにかくひっつき虫なところも魅力」
- 「なんともいえないかわいさ。目をつぶると真っ黒でただの影のようになるけど、それがまたかわいい」
「茶トラ」の魅力
- 「人懐っこくて甘えん坊。性格はおだやか」
- 「薄い部分と濃い部分の色合いがたまらない」
- 「とてもきれいなしま模様の茶トラで、日向ぼっこしていると毛が光り、暖かなオレンジ色になる。冬は特にずっと触っていたくなる色合いです」
「ミケ」の魅力
- 「和猫っぽいところが好きです。角度によって柄が違うのも魅力倍増」
- 「配色パターンは唯一無二で、アート的な魅力を感じます!」
- 「天真爛漫でいつまでも子猫のような性格。全く同じ模様のコがいないのも魅力です」
「茶×白」の魅力
- 「遊び好きで甘えん坊。見た目が柴犬みたいで、肉球もピンクでかわいいです」
- 「角度によって真っ白に見えるなど、体勢によってさまざまな柄に見えるのが魅力」
「サバトラ」の魅力
- 「灰色と黒のしっぽがたまらない。肉球が黒いところもまたいいんです!」
- 「光の輝き加減でブルーにも見えて魅力的です」
「グレー」の魅力
- 「スッとしていてシャープな印象になるイケメン猫。短毛ですが艶やかで、やわらかい触り心地が最高です」
- 「ツンデレ、でも甘えん坊」
「白」の魅力
- 「真っ白な毛にピンクの鼻がかわいい」
- 「光に当たると、キラキラときれいです」
「サビ」の魅力
- 「不規則に色が出ておもしろい」
- 「かしこくて甘えん坊で、遊ぶときはめいっぱい遊んでくれるのでとても飼いやすい。個性的な柄もおしゃれでかわいい」
【専門家監修】猫の毛柄が決まる仕組みは?
毛柄ごとにさまざまな魅力と特徴がありますが、そもそも猫の毛柄はどのように決まるのでしょうか?猫研究家の石原さくらさんに教えていただきました。
猫の毛柄は両親の遺伝子の組み合わせで決まる
猫の毛柄を決める遺伝子は9種類。父猫と母猫がもつ遺伝子がペアとなり、子猫の毛柄が決まるため、同じ親猫のきょうだいは似る傾向にあります。また、耳や足などの形にも遺伝子が関係し、その組み合わせによって子猫の体に表れます。
しかし、猫はメスが同時期に異なるオスの子を妊娠することもあるため、きょうだい猫でも、毛柄や体のパーツの形が似ずに生まれることもあります。
しかし、猫はメスが同時期に異なるオスの子を妊娠することもあるため、きょうだい猫でも、毛柄や体のパーツの形が似ずに生まれることもあります。
同じ親から生まれたきょうだい猫でも、色や模様の組み合わせが似たり、似なかったりするなど、不思議と魅力がいっぱいつまった猫の毛柄。これから猫を飼おうと検討している方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
お話を伺った先生/石原さくらさん(猫写真家 猫研究家)
参考/「ねこのきもち」2022年4月号『血縁はもちろん、同居猫も! 似る?似ない?きょうだい猫のフシギ』
文/宮下早希
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
参考/「ねこのきもち」2022年4月号『血縁はもちろん、同居猫も! 似る?似ない?きょうだい猫のフシギ』
文/宮下早希
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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