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2匹目の猫を迎えた飼い主さんが心がけたこと 慣らし方について獣医師に聞いた

飼い主さんのなかには、2匹目の猫の迎え入れを検討中のかたもいるかもしれませんね。
先住猫と慣らすためにしたことについて、経験者の飼い主さんから寄せられたエピソードを紹介するとともに、ねこのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生の解説をお届けします。

【調査】先住猫と慣らすために、どのようなことをした?

新入り猫とハイタッチする五郎くん(MIX)
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
今回ねこのきもちWEB MAGAZINEでは、2匹目の猫をあとから飼い始めた飼い主さんに「先住猫と慣らすためにどのようなことをしたか」というアンケート調査を実施。383名のかたから回答が寄せられました。その一部をご紹介します。

※2023年1月実施「ねこのきもちアプリ」内アンケート調査(回答者数 383人)

1. 最初はケージや部屋を分けた

「最初はケージ越しのご対面にしました。先住猫の様子を見てケージから出すようにしました」

「ケージをもう1つ購入し別々の空間をつくった」

「2週間くらいはケージに入れたまま毎日数分だけ先住猫と会わせて、お互いに威嚇しなくなるまで続けた」

「1階と2階にケージを分け生活空間を別にした」

「部屋を分けて気配を感じさせる。ドア越しに対面。ケージに隔離して同じ部屋で過ごす。ケージのドアを開放する」

2. ニオイに慣れさせた

「使っているタオルやおもちゃを交換する」

「ニオイをつけたブランケット等をお互いに嗅がせてニオイ交換をしたり、少しずつ対面させて一緒におやつをあげたりしました」

「お互いのニオイを覚えてもらうために、両方のベッドにハンドタオルを敷いて、それを毎日入れ替えていた」

3. 先住猫を優先した

「先住猫の行動を優先した」

「最初なんでも先住猫を優先してあげたら、先住猫が2匹目のお世話をしてあげるようになり、今でもとても仲良しです」

「一緒に過ごすようになってからは、なんでも先住猫ファーストを心がけました」

【獣医師解説】2匹目の猫をあとから飼い始めるときは

小虎くん(MIX)
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
飼い主さんたちからは「ケージや部屋を分けた」「ニオイに慣れさせた」「先住猫を優先した」など、たくさんのエピソードが寄せられました。
そこで、ねこのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に聞きました。

――2匹目の猫をあとから飼い始めるとき、どのようなことに気をつければよいかについて教えてください。

岡本先生:
「まず猫同士を会わせる前に、ウイルスチェックや便検査などの健康診断をしておきましょう。また、先住猫が警戒心を抱いて隠れたい気持ちになったときに、隠れられる場所や逃げられる場所を用意しておくことも必要です。そして慣れるまでは、先住猫と飼い主さんだけでコミュニケーションがとれる時間を確保するようにしてください」

――先住猫と2匹目の猫を慣らす方法についても教えてください。

岡本先生:
「すぐに対面させずに、まずは互いのニオイのついたタオルなどで存在を認識させましょう。2週間ほどはケージ越しで対面させて、威嚇する場合は延長を。慣れてきてからも2週間くらいは、食事とトイレなどの生活空間を分けるようにしてください」

――ありがとうございました。

できれば仲良く過ごせますように

新入り猫とくっついて寝る五郎くん(MIX)
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
2匹目の猫をあとから飼う場合は、健康診断などを事前にしたうえで、お互いがゆっくりと慣れていけるようにするとよさそうですね。
2匹目を検討されている方は、飼い主さんたちが実際にしたことや、獣医師のアドバイスを参考にしてください。
(監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・岡本りさ先生)
取材・文/都留朱音
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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