なんだか「圧」が強い　飼い主さんのそばに無言で座る猫の心理を獣医師に聞いた

愛猫がそばに来てじっと座っている……。そんな経験はありませんか？その際、何かを訴えるかのような愛猫の「無言の圧力」を感じる飼い主さんは多いようです。

こうした猫の心理について、ねこのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に伺いました。

無言でじっと座る猫の心理

――猫が無言で飼い主さんのそばにじっと座っていることがあるようです。飼い主さんは、愛猫が何かを訴えているような圧を感じることがあるようですが、このときの猫の心理を教えてください。

岡本先生：
「猫が飼い主さんのそばにじっと座っているときの心理としては、いくつかの可能性が考えられます。
例えば、飼い主さんに構ってほしいと思っている、または、ご飯がほしい、トイレを掃除してほしいなどの要求がある、などです。飼い主さんのお出かけ前や、何か不満があるときにも、こうしたしぐさを見せることがあります」

――猫が要求や不満などを訴えたいときに見せる行動だったのですね。

岡本先生：
「ただし、必ずしもそうとは限りません。ただ飼い主さんの行動を観察しているだけ、という場合もあるでしょう」

飼い主さんがとるべき対応は？

――「要求や不満などを訴えたい」という心理でじっと座っている愛猫に対して、飼い主さんはどのように対応すればよいのでしょうか？

岡本先生：
「愛猫の側に要求があり、飼い主さんが応えられる状況であれば応えてあげていいかと思います。不満に関しても、解消できるように働きかけてあげるとよいでしょう」