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猫にも「ハーネス」を用意したい理由  選び方と慣らし方を獣医師に聞いた

猫のハーネスは、動物病院への移動時や災害時など、いざというときに使えると役立つアイテムのひとつです。もちろん、猫に散歩をさせる場合にもハーネスは必須。今回は猫のハーネスの種類や選び方、猫が嫌がるときの対応について、ねこのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に教えていただきました。

猫のハーネスはどんな種類があるの?

ミヌエットのミミィちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
まず、猫のハーネスにはどのような種類があるのか見ていきましょう。
ハーネスは胴に装着するため、いずれのタイプでも、猫の前足のつけ根から首の後ろまでと、胴回りのサイズを確認してから購入してください。

ベストタイプ

体を包み、抜けにくいベストタイプですが、服を嫌がる猫の場合は慣らすのに時間がかかることも。外で使う前に、室内でハーネスをつける練習をしておくといいでしょう。

ヒモタイプ

ヒモタイプはベストタイプよりも脱げやすい傾向にあります。かといって、きつく締めすぎてしまうと、違和感で動きづらくなるうえに、気管支などに負担がかかってしまうおそれも。
ハーネスに慣れている猫やおとなしい猫に向いているタイプです。

ベスト+ヒモタイプ

首と胴回りの2か所をそれぞれサイズ調整できるため、体にフィットしやすく、前が脱げても胴回りがしっかりホールド。体に負担がかかりにくいデザインです。

猫のハーネスを選ぶときの注意点は?

キジトラ猫のヌンチャクちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
大前提として、猫は被毛や体に何かが触れることに敏感なため、多くの猫がハーネスなどは苦手な傾向にあることは理解しておきましょう。
柔らかく毛に絡みにくい素材で、軽量のものを選び、まず猫が受け入れてくれるように短時間の装着から慣らすといいでしょう。
サイズが合っているか、安全な室内でフィッティングしておくことも大切です。体が抜けてしまいそうな緩みや、締まりすぎて窮屈な部位がないか確認しておきましょう。

猫がハーネスを嫌がるときはどうしたらいいの?

茶トラ猫のチャチャちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
先述したように、猫は体に何かが触れることに敏感な傾向にあります。慣らしていくためには、以下のような手順で、少しずつ進めていきましょう。

1.まず背中や体を触られることに慣らす
2.1の間、ハーネスは生活環境の中に置いておき、ハーネスの存在自体にも慣れるようにする
3.装着の練習は猫が充分慣れてから、ごく短時間から始め、装着している間は遊びやおやつなどで気をそらしてあげる工夫をする

なお、愛猫が嫌がって暴れるようであれば、不快な刺激から逃れたくて強いストレスを感じ、パニックになっているおそれが。このように強く拒否している状況だと、慣らすのはかなり難しい場合もあります。
猫が嫌がらないようであれば、日々の生活にハーネスを活用していっても問題ないでしょう。ただしお散歩などの場合は、事前に予防接種をおこなう、事故に気をつけるなど、猫の安全のために万全な準備をしてあげてくださいね。
(監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・岡本りさ先生)
参考/ねこのきもちWEB MAGAZINE『【獣医師監修】猫のハーネスどうやって使う?作り方や種類を紹介』
文/田山郁
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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