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猫が好きなのになぜ? チーズや牛乳など乳製品を与えるのを注意したい理由を獣医師に聞いた

猫が好む食べ物というと、魚や肉などのほかに、牛乳や牛乳を原材料とした乳製品をイメージする人もいるのではないでしょうか。しかし、猫に乳製品は与えないほうがいいとされています。今回はその理由について、ねこのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生が解説します。

猫にチーズがNGな理由は?

ラガマフィンの小麦ちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
――乳製品のなかでも、チーズは猫に与えるのは危険だとされていますが、どのような理由からでしょうか?

岡本先生:
「人用のチーズには塩分が多く含まれているため、猫にとってナトリウムの過剰摂取となり、循環器に負担がかかるおそれがあります。また、原材料の牛乳に含まれる乳糖を分解できず、お腹を壊してしまうことも。カロリーや脂質も猫にとっては過多になってしまい、健康を損なうリスクがあるため、危険だとされているのでしょう。また、尿石症の猫は、チーズに含まれるカルシウムやマグネシウムに気を付ける必要もあります」

チーズ以外の乳製品もダメなの?

アメリカンショートヘアの一番くん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
――チーズ以外の乳製品、牛乳やヨーグルト、生クリーム、アイスクリームなども与えないほうがよいのでしょうか?

岡本先生:
「乳製品の原料は牛乳なので、先述したように、これらの食品にも全て乳糖が含まれます。そのため、乳製品でお腹を壊す猫には与えないでください。また、生クリームは脂肪分が多いため、よりお腹を壊すリスクが高いです。
もし与える場合は、なるべく低脂肪・無糖のものを選び、最初は小さじ1杯程度にとどめ、猫の体調に異変がないかよく観察してから判断しましょう」
猫が比較的乳糖に耐性があるようなら、少量であれば与えても大丈夫な場合も。しかし積極的にメインとして取り入れるのではなく、食欲のないときなどのブースターとして、トッピングなどに用いる程度におさめたほうがよさそうですね。
(監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・岡本りさ先生)
文/田山郁
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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