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猛暑を乗り越えよう! 夏バテから愛猫を守るためにできること5選

「夏バテ」とは、暑さによって引き起こされる体調不良の総称です。猫は一日中室内で過ごすので、飼い主さんの対策次第で愛猫を夏バテから守ることができます。

そこで今回は、室温の設定や水飲み場の工夫など、愛猫を夏バテから守るためにできることを、獣医師の小林清佳先生に伺いました。

エアコンで室温と湿度の調整をする

Mix(ミケ)のリコちゃん♪
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
獣医師の小林先生によると、この時期に元気がない猫を診察すると、飼い主さんがエアコンを使っていないケースが多いのだそうです。猫を飼育している場合は、暑くなり始める5~6月頃からエアコンで室温と湿度の調整が必須。室温は28~29℃、湿度は50%前後が適切です。
愛猫がエアコンを嫌う場合は、短時間エアコンをつけて、サーキュレーターで涼しい風を循環させるなどの工夫をするといいでしょう。

猫の逃げ場を作っておく

Mix(ミケ)のメロウちゃん♪
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
前述したとおり、猫を飼育するうえでエアコンでの室温管理は欠かせませんが、猫自身が「寒い」と感じたときの逃げ場を用意することも大切です。暖かい素材で周りを囲った猫ハウスを、エアコンの風が当たりにくい場所に置いてあげるといいでしょう。
また、1階の北向きの部屋など暑くなりにくい部屋を、避難場所として開放しておくのも1つの方法です。自由に行き来させる場合は、ドアストッパーなどを付けておきましょう。

愛猫の興味を引く水飲み場を作る

スコティッシュフォールドのわさびくん♪
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫が脱水症状に陥ってからだと、水をたくさん飲ませるのは難しいので、日常的に水を飲むように促し、脱水症状にならないよう気を付ける必要があります。
個体差はありますが、猫の平均的な1日の飲水量は「1kgにつき40~60ml」。大きいボウルに水を入れる、猫の通り道に設置する、自動給水器を使うなど、愛猫が興味を引かれるような水飲み場を用意してあげましょう。
また、猫用の経口補水液も市販されているので、与えたい場合は獣医師に相談してみてください。

食べやすい&新鮮なフードを用意する

アメリカンショートヘアの海(カイ)くん♪
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
夏の暑い時期、水分を多く含んだフードは猫にとって食べやすく、消化の助けにもなります。総合栄養食のウエットフードは主食になるので、1食分をウエットフードに置き換えてもいいでしょう。また、ドライフードにぬるま湯をかけてふやかしたり、嗜好性の高い一般食のウエットフードをトッピングとして使ったりするのもおすすめです。

ただ、この時期はフードが腐敗しやすいので、食べ終えたらすぐに片付けてください。開封済みのフードは冷蔵庫で保存し、1~2日を目安に食べきりましょう。また、使用したフードボウルは食器用洗剤で洗うのも忘れずに。

クール素材のベッドを活用する

Mix(黒)のジジくん♪
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫は毛で覆われた動物なので、気温と湿度が高い環境は大きな負担になります。室温と湿度管理はもちろんのこと、クール素材を使った猫用ベッドやマットなどを置いておくと、さらに快適に過ごせるはずです。
猫は冷たいものにお腹をつけて体を冷やそうとするので、愛猫が好む素材のアイテムを選べるといいですね。
猫の夏バテは、飼い主さんの工夫と努力で防ぐことができます。愛猫ができるだけ快適に過ごせるよう、室内環境を整えてあげましょう。
お話を伺った先生/小林清佳先生(モノカどうぶつ病院院長)
参考/「ねこのきもち」2023年8月号『猛暑日を元気にのりきるために ひと目ですぐわかる! 夏バテから愛猫を守る5つのルール』
文/東里奈
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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