猫と暮らす
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ふみふみ・腰をふりふり おなじみの猫の行動があらわす猫の心理を専門家に聞いた
猫が見せるかわいいしぐさには、猫ならではの生態が深く関係しています。今回取り上げるしぐさは、「お腹を見せる」「腰フリフリ」「ふみふみ」の3つ。これらの何気ないしぐさに隠された秘密について、哺乳動物学者の今泉忠明先生に教えていただきました。
Q1. 飼い主さんにお腹を見せるときの猫の気持ちは？
A. 敵意がないことを示して、遊びに誘うしぐさです。
急所であるお腹を見せるのは、相手を信頼しているサイン。服従を表すしぐさでもあり、野生の猫はお腹を見せて「やられたフリ」をして相手の猫を遊びに誘います。
したがって、飼い主さんに見せる場合も「かまってほしい」「遊んでほしい」といった気持ちがあるのでしょう。暑いときにお腹から熱を逃すために、いわゆる「へそ天」をすることもあるので、夏に見られることが多いポーズです。
急所であるお腹を見せるのは、相手を信頼しているサイン。服従を表すしぐさでもあり、野生の猫はお腹を見せて「やられたフリ」をして相手の猫を遊びに誘います。
したがって、飼い主さんに見せる場合も「かまってほしい」「遊んでほしい」といった気持ちがあるのでしょう。暑いときにお腹から熱を逃すために、いわゆる「へそ天」をすることもあるので、夏に見られることが多いポーズです。
Q2. 遊んでいるときに、腰をフリフリする猫の気持ちは？
A. 狩りの気分で狙いを定めながら、飛び出すタイミングを計っています。
腰を低くするのは、飛び出しやすい体勢で狙いを定めるポーズ。野生時代の狩りのときにしていたものですが、遊びの最中にも盛り上がると、このポーズを見せることがあります。
また、腰をフリフリするのは、後ろ半身を常に動かして飛び出すタイミングを計るため。野生の狩りのときは、足場を踏み固める役割もあったと考えられています。
腰を低くするのは、飛び出しやすい体勢で狙いを定めるポーズ。野生時代の狩りのときにしていたものですが、遊びの最中にも盛り上がると、このポーズを見せることがあります。
また、腰をフリフリするのは、後ろ半身を常に動かして飛び出すタイミングを計るため。野生の狩りのときは、足場を踏み固める役割もあったと考えられています。
Q3. 「ふみふみ」はどんな行動の名残？
A. 母猫のことを思い出し、安心できて落ち着いた気分になっています。
柔らかい布などを両前足で交互に踏む「ふみふみ」は、子猫の頃に母猫のお乳の出をよくするためにおっぱいを押していた行動の名残。母猫に甘えたい気分のときに見せるしぐさで、続けていると猫は安心して落ち着いた気持ちになります。自分を落ち着かせたいときに「ふみふみ」をすることもあるのでしょう。
柔らかい布などを両前足で交互に踏む「ふみふみ」は、子猫の頃に母猫のお乳の出をよくするためにおっぱいを押していた行動の名残。母猫に甘えたい気分のときに見せるしぐさで、続けていると猫は安心して落ち着いた気持ちになります。自分を落ち着かせたいときに「ふみふみ」をすることもあるのでしょう。
どのしぐさにも、それぞれ意味があるのですね。しぐさから猫の気持ちを読み解けば、愛猫とのコミュニケーションがさらに楽しくなりますよ。
お話を伺った先生／今泉忠明先生（哺乳動物学者 日本動物科学研究所所長）
参考／「ねこのきもち」2023年8月号『初めてさんもベテランさんも、知って納得 動物学者・今泉先生からの挑戦状！猫のしぐさクイズ』
文／柏田ゆき
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
参考／「ねこのきもち」2023年8月号『初めてさんもベテランさんも、知って納得 動物学者・今泉先生からの挑戦状！猫のしぐさクイズ』
文／柏田ゆき
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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