1. トップ
  2. 猫と暮らす
  3. 健康・病気
  4. 病気の兆候
  5. 「猫の異変はこんな風に撮影して」診察時に役立つ撮り方とは? 獣医師が解説!

猫と暮らす

UP DATE

「猫の異変はこんな風に撮影して」診察時に役立つ撮り方とは? 獣医師が解説!

いまは、スマートフォンで手軽に動画や写真を撮影できる時代。しかし、猫の行動や排泄物に異変を感じたときに、撮影の仕方がわからない飼い主さんも多いのではないでしょうか。診察時に役立つ動画や写真の撮り方を、獣医師の田草川佳実先生にお聞きしました。

しぐさや行動の異変で「動画の撮影が大切」とされる理由

並んで座る猫
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫の様子の異変を撮影する場合は、写真より動きのわかる動画がよいとされています。とくに、診察室内では見られない動きの場合は動画が有用に。飼い主さんへの問診だけではわからないことも、獣医師が見れば一目瞭然ということは多いといわれています。画面の長さは10~20秒ほどあれば充分です。

基本的な動画の撮り方

猫の全身が写るようにカメラの方向を決めます。一方向だけだと見えない部分もあるので、飼い主さんが動いて多方向から撮影できるとベターです。
明るい場所に無理やり猫を移動させる必要はありませんが、撮影するときはなるべく照明をつけて明るくしましょう。猫が発する呼吸音などの音も参考になるので、会話は控えて、テレビなども消しましょう。

排泄物や嘔吐物は、写真で記録する

ミヌエットのうにくん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫の体から出た排泄物や嘔吐物の撮影は、動画でなく写真でかまいません。ただし、なるべく新鮮な状態のうちに撮影を。
基本的には1枚あれば大丈夫ですが、一部に血液やゼリー状の粘膜が付着したり、異物が混ざったりしている場合は、その部分のアップや角度を変えた写真もあるとよりいいでしょう。

基本的な写真の撮り方

実物を見るときと同じような状態にしたいので、真上から見下ろすように撮影します。量が確認できるよう、「全体」と「血液や異物のアップ」がある場合は別のカットでアップ写真の撮影をしましょう。
なるべく新鮮なうちに、明るい場所で撮影を。トイレが暗い場所にある場合は、明るい場所に移動してから撮影するようにしましょう。

実物の持参については、動物病院に確認を

嘔吐物とオシッコに関しては、実物を持参するかどうかは状況によって異なります。かかりつけの動物病院で確認しましょう。
ウンチは実物が必要です。検査に必要なので、ポリ袋などに入れて持参できるといいでしょう。

撮影場所が暗いときはどうする?

アメリカンショートヘアのナツくん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
撮影場所が暗い場合は、撮影後に動画や写真を明るく加工してもかまいません。ただし、加工にともなって色身も変化してしまうことがあるので、獣医師に見せるときはそのことを伝えましょう。
手軽に動画や写真の撮影を撮影できるようになったのですから、使えるものは診察に役立てたいものです。ふだんから撮影方法を意識しておくと、いざというときに焦らないでしょう。
お話を伺った先生/田草川佳実先生(聖母坂どうぶつ病院副院長)
参考/「ねこのきもち」2025年1月号『獣医さんに聞きました。動画 写真 診察時に役立つ異変の「撮り方」』
文/小崎華
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
CATEGORY   猫と暮らす

UP DATE

関連するキーワード一覧

人気テーマ

あわせて読みたい!
「猫と暮らす」の新着記事

新着記事をもっと見る