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「猫の歩き方が変かも…」そんなときは撮影して記録を! 診断に役立つ撮り方のポイントを解説!

いまは、スマートフォンで手軽に動画や写真を撮れる時代。猫に異変を感じたときは、様子を撮影して診察時に見せる飼い主さんが増えているといわれています。猫に異変が見られたときの動画の撮り方を、聖母坂どうぶつ病院副院長の田草川佳実先生に教えていただきました。

歩き方がいつもと違う、フラついているとき

歩き方の異変の撮影イメージ
撮影イメージ 参考・写真/「ねこのきもち」2025年1月号『獣医さんに聞きました。動画 写真 診察時に役立つ異変の「撮り方」』
「歩き方がいつもと違う」「いずれかの足を引きずる」「フラフラと歩く」などの歩き方の異変を感じたときは、自宅で歩いている様子を、全身を入れて撮影します
飼い主さんが「右前足をかばっているようだ」と言っても、本当はそうではないことも。獣医師さんも実際に歩いている様子を確認したいところですが、診察時には猫が動かなくなり、確認できないことが多いといいます。被写体を真横から撮影するほか、可能であれば後ろや前からも撮影しましょう

ハァハァと呼吸する、呼吸時に異音がするとき

ソファに横たわるペルシャ猫
Kiwis/gettyimages
「口を開けてハァハァと呼吸をする」「いつもより呼吸が速い」「呼吸時に異音がする」「いびきをかく」などの呼吸の異変を感じたときは、お腹の動きもわかるように全身を入れて撮影します
猫の多くは、診察時に緊張してふだんより呼吸が速くなるといわれています。なかには、緊張から口を開けて呼吸をする猫も。そのため、呼吸の異変が不調によるものか判断が難しいこともあるのです。
呼吸に異変を感じたら、自宅での様子を撮影しておきましょう

いつもと違う鳴き方をする、鳴き続けるとき

鳴き方の異変の撮影イメージ
撮影イメージ 参考・写真/「ねこのきもち」2025年1月号『獣医さんに聞きました。動画 写真 診察時に役立つ異変の「撮り方」』
「いつもと違う鳴き方をする」「歩いたとき・触ったときに鳴く」「一定の時間、鳴き続ける」などの鳴き方の異変を感じたときは、全身を写すようにして、鳴いている様子を撮影しましょう
鳴き方がいつもと違う場合は、体の痛みやのどの異常、脳神経系の病気、発情など、さまざまな原因が考えられます。獣医師さんが実際に鳴いているときの表情や目線を見たり、声を聞いたりすることで、診断に役に立つこともあるようです。

食べたそうなのに食べない、食べこぼすとき

食べ方の異変の撮影イメージ
撮影イメージ 参考・写真/「ねこのきもち」2025年1月号『獣医さんに聞きました。動画 写真 診察時に役立つ異変の「撮り方」』
「いつもと違う食べ方をする」「食べたそうなのに食べない」「こぼしながら食べる」などの食べ方の異変を感じるときも、猫の食べているシーンを撮影した動画を見ると、原因を予想しやすくなるといいます
たとえば「こぼしながら食べる」という状況でも、口の中が痛む場合や、食欲がない場合、ただ遊んでいる場合などがあり、それぞれに様子が異なるのだとか。食べ方に異変がある場合も、動画が役に立つようです。

噛む、引っかく、攻撃をしてくるとき

おびえる猫
Andrey Zhuravlev/gettyimages
「人を噛む」「人を引っかく」「人に飛びかかって攻撃する」などの問題行動がある場合は、その行動を起こす少し前から、やめた少しあとまで長めに撮影できるとベターです
飼い主さんは「私が○○すると噛む」のようにきっかけを認識していることが多いですが、飼い主さんの無意識の行動も含めて状況を確認できると、より有用になるようです。
動画の有用性はわかっていても、診断に必要な情報を盛り込むことは難しいもの。いざというときに困らないよう、撮影のポイントをおさえておきましょう。
お話を伺った先生/田草川佳実先生(聖母坂どうぶつ病院副院長)
参考・写真/「ねこのきもち」2025年1月号『獣医さんに聞きました。動画 写真 診察時に役立つ異変の「撮り方」』
文/小崎華
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
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