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猫が玄関で待つのは「早く見つけたい」から!? 4つの場所別、飼い主を待つ猫の気持ち|専門家解説

外出先から帰宅すると、猫が玄関や窓辺で飼い主さんを待っていることがありますよね。猫はどのような気持ちで、待つようなそぶりを見せるのでしょうか?

今回は、玄関や窓辺、トイレやお風呂、フードの前、部屋の前で待つ猫の気持ちを、愛玩動物看護師の小野寺温先生に教えていただきました。

窓辺や玄関で帰宅を待つのは「早く見つけたい」から

窓の外を眺めるうにくん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫が飼い主さんの帰宅を窓辺や玄関付近で待っているのは、その場所にいれば、飼い主さんの姿を素早く見つけられることを知っているからです。飼い主さんの帰宅がうれしいほか、ゴハンがもらえたり、遊んでもらえたりするので、それらを期待する気持ちもあるのでしょう。

ちなみに、留守中ずっと待っているのではなく、時間や音で飼い主さんの帰宅を判断し、猫はその場所へやってくると考えられています。

トイレやお風呂で待つのは「捜して追いかけたい」から

アメリカンショートヘアのシルくん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
この場合、飼い主さんの姿が見えないので、探して追いかける気持ちで待っていることが多いでしょう。また、ドアの向こう側に興味があって確認したいケースも。

そのほか、お風呂上がりで石けんのニオイがする飼い主さんにスリスリして、自分のニオイをつけて安心したい場合もあるでしょう。

フードを待つのは「飼い主さんの行動や体内時計で察する」から

スコティッシュフォールドのわさびくん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
飼い主さんの行動やおなかの減り具合から、フードをもらえる予感を察知すると、猫はスタンバイすることがあります。これは毎日の経験から、「そこで待っていればフードをもらえる」と理解しているため。

食欲が旺盛な猫の場合は、何かのキッカケで期待するたびに、すかさずこの行動をとることもあるでしょう。

部屋を移動したいときにドアの前で待つのは「学習した」から

スコティッシュフォールドの天くん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
以前、ドアの向こうへ行きたいときにその場所で座っていたら、飼い主さんが開けてくれたのでしょう。

猫は、過去の体験から「ここで待っていれば開けてくれるだろう」と期待して待つようになることがあります。飼い主さんが猫の気持ちを酌もうと意識すればするほど、この行動は増えていくはずです。

猫が待つのは信頼の証し

MIXのテスタロッサちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
基本的に、猫は飼い主さんを待ちながら、「自分の想いを叶えてくれるだろう」と期待していることが多いです。そのような期待をもてるのは、信頼している気持ちがあるからでしょう。

猫の健康や安全を脅かすことでなければ、可能な範囲で期待に応えて信頼関係を深められるといいですね。
お話を伺った先生/小野寺温先生(帝京科学大学講師 愛玩動物看護師)
参考/「ねこのきもち」2024年5月号『「いつもの場所」に隠れた気持ちって? 愛猫は、今日もここで待っています。』
文/小崎華
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
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