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猫が突然ゴハンを食べなくなってしまったときの対応 様子見すると危険はワケとは|獣医師解説

猫が突然ゴハンを食べなくなってしまったとき、飼い主さんはどのような対応をすればよいのでしょうか。状況にもよりますが、様子見をしていると危険なケースもあるようです。

この記事では、猫がゴハンを食べないことに気づいたときの対応などについて、ねこのきもち獣医師相談室の白山さとこ先生が解説します。

猫がゴハンを食べないときに、どれくらい様子を見てもいい?

見上げる猫
Photo by Getty Images
猫が突然ゴハンを食べなくなってしまったときに、嘔吐や流涎、ぐったりしているなど、明らかに普段とは違う症状があわせて見られるような場合は、すぐに動物病院に連れて行きましょう。

猫の年齢や体格などにもよりますが、気になる症状がない場合でも2日以上様子を見ることは危険だといえます。エネルギー不足や体力の低下により、潜在的な病気の悪化や治療に影響が出てしまう可能性もあるからです。

食べないこと以外にとくに気になることがない場合でも、絶食状態が続くことで体の中では脂肪などからエネルギーを作ろうとし始めます。このエネルギー代謝の変化によって、とくに肥満傾向の猫では肝臓に脂肪がたまる脂肪肝のリスクが高まるとされています。脂肪肝とは、肝臓に脂肪が蓄積しすぎて肝機能障害を起こす病気のことをいいます。

もし愛猫が2日以上ゴハンを食べないようであれば、動物病院を受診して相談してみましょう。

ゴハンを食べない愛猫のために、飼い主さんが工夫できることは?

ゴハンを食べる猫
Photo by Getty Images
診察を受けたうえで、ゴハンを食べないのが病気以外の理由の場合には、愛猫がゴハンを食べてくれるような工夫をしてみるとよいでしょう。

具体的には、下記のようなことができると思います。
・愛猫が落ち着いて食事ができる環境を整える
・食器の高さや形状など、愛猫が食べやすいものに変えてみる
・フードを変えてみる
・ささみの茹で汁やトッピングなどをかけて、風味をアップさせる
・ゴハンを人肌程度に温めてみる
・あやしながら口に入れてみる
ぜひ試してみてくださいね。
(監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・白山さとこ先生)
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
※記事の内容は2025年5月時点の情報です。
取材・文/雨宮カイ
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