猫と暮らす
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猫と犬が仲よくできるのはなぜ? 猫は犬のことをどう思っている? 獣医師が解説
今回は、猫と犬が仲よくできる理由などについて、ねこのきもち獣医師相談室の原駿太朗先生に詳しく解説していただきます。
猫と犬はなぜ仲よくできる?
原先生:
「動物同士の相性ももちろんありますが、信頼できる環境で育ち、相手に対して恐怖心がなければ、動物種を超えてよい関係を築けると思います。とくに幼い頃から一緒にいることで、お互いを自然に受け入れることが多いです」
猫と犬はどうやって意思疎通を図るの?
原先生:
「ともに過ごすうちにお互いの行動パターンを学び、『この動きは遊びの誘いだ』『このくらいの距離感だったら落ち着けるな』などと理解していくことで、少しずつ意思疎通を深めていくパターンが多いです」
猫は犬のことをどう思っている?
原先生:
「猫は犬のことを“別の動物”として認識しています。ただ、幼いうちから犬と接している猫などの場合は、犬に対してあまり警戒心をもたず、“仲間”として認識していることもあるでしょう」
犬と猫を飼う場合の注意点とは
原先生:
「猫と犬を一緒に飼う場合、最初はとにかく焦らないようにしましょう。無理に関わらせるのではなく、時間をかけて、あくまで猫と犬が自然と距離を縮めることが大切です。
また、猫には“逃げ場”になるような高い場所を用意し、上から安全に犬の様子を観察できるようにしてあげるとよいですね。そのうえで、それぞれの生活リズムやクセにも配慮しながら、よりストレスの少ない環境になるよう、定期的に生活環境の見直しを行うとよいと思います」
取材・文/長谷部サチ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
※記事の内容は2025年5月時点の情報です。
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