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食欲低下や麻痺が起こることも 猫が食べると危険な身近な「生もの」とは?|獣医師解説

食卓に刺し身などの「生もの」が並ぶこともあると思いますが、猫が誤って口にしてしまうと危険なものもあるようです。

具体的にどのようなものを食べると危険なのか、ねこのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に聞きました。

猫が口にすると危険な身近な「生もの」とは?

見つめる猫
Photo by Getty Images
——猫が食べてはいけない生ものには、具体的にどのようなものがありますか?
岡本先生:
「猫が食べると危険な身近な生ものの事例としては、下記のようなものが挙げられます。

・アワビやサザエなどの生の貝類→皮膚(とくに耳先)に炎症が起きる(※貝類は加熱しても猫に与えるのはNG)
・生のエビ・カニなどの甲殻類、イカやタコ→一度にたくさん食べたり継続的に食べると食欲低下や、麻痺が起こる
・青魚→継続的に食べると食欲低下、皮膚や腹腔内にしこり、発熱、(アニサキスによる)嘔吐や下痢が起こる
実際に私が診察した事例では猫が刺身を食べてしまい、消化不良による下痢や、アレルギー症状による嘔吐の症状が見られました」

猫が生ものを食べてしまったとき、飼い主さんはどうするべき?

獣医師に抱っこされる猫
Photo by Getty Images
——もし猫が生ものを食べてしまった場合、飼い主さんはその後どのような対応をとるのが適切でしょうか?
岡本先生:
「猫が食べた量や生ものの種類によって、対応が変わってくるかと思います。飼い主さんがその場で正確に判断することは難しいと思いますので、すぐに動物病院に相談してください」
(監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・岡本りさ先生)
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
※記事の内容は2025年6月時点の情報です。
取材・文/柴田おまめ
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