1. トップ
  2. 猫と暮らす
  3. 健康・病気
  4. 病気の兆候
  5. 猫の「心臓病」かもしれないサインとは? すぐに受診すべき危険な症状も|獣医師解説

猫と暮らす

UP DATE

猫の「心臓病」かもしれないサインとは? すぐに受診すべき危険な症状も|獣医師解説

猫が心臓病になってしまったとき、どのような症状が見られるのでしょうか。症状によっては緊急性があり、早急に動物病院を受診しなければならないこともあるようです。

この記事では、猫の心臓病について飼い主さんが知っておきたいことについて、ねこのきもち獣医師相談室の原 駿太朗先生が解説します。

猫の心臓病とは?

寝転ぶ猫
Photo by Getty Images
猫の心臓病は、心筋症がとても多いことが知られています。心筋症にも肥大型や拡張型、拘束型などいくつかの型がありますが、肥大型が最も発現の頻度が高いです。

猫の心臓病は、シニアになるにつれてかかりやすい傾向にあるといわれています。猫種としてはメインクーンやラグドール、アメリカンショートヘアなどは発症頻度が高いとされています。

心臓病のサインかもしれない猫の症状とは?

見上げる猫
Photo by Getty Images
猫の心臓病の初期ははっきりとした症状が出にくいですが、元気がない、動きが減ってきた、体重減少などが見られます。

すぐに動物病院を受診すべき危険な症状としては、下記のようなものが挙げられます。

・口を開けて呼吸をしている
・咳が一日中出るようになった
・後ろ足が急に動かなくなってしまった

猫の心臓病は予防できる? 愛猫のために飼い主さんができることは

診察を受ける猫
Photo by Getty Images
猫の心筋症に関しては、遺伝的要因が強いと考えられています。そのため、生活だけで完全に予防することは難しいですが、適切な体重管理、タウリンやオメガ脂肪酸など心臓に対して有益にはたらくと考えられている成分の積極的な摂取などは、猫の健康維持に役立つと考えられます。

心筋症の初期段階は症状が出にくく、一般的な身体検査などでも非常に気づきにくいです。定期的な健診を受けることを心がけ、その際に心臓のエコー検査や血液検査で心筋マーカーを入れるなどの工夫をしていくことがおすすめです。
(監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・原 駿太朗先生)
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
※記事の内容は2025年5月時点の情報です。
取材・文/柴田おまめ
CATEGORY   猫と暮らす

UP DATE

関連するキーワード一覧

人気テーマ

あわせて読みたい!
「猫と暮らす」の新着記事

新着記事をもっと見る