ケンカ中でも優しくパンチ！猫も仲のよい相手には手加減するのか獣医師に聞いた

優しい攻防を繰り広げる猫。

ケンカをする文太くんと虎太郎くん — パンチを繰り出す文太くん（写真左）と頭で受ける虎太郎くん（写真右）

写真は、X（旧Twitter）ユーザー@Bunta36363764さんの愛猫・アメリカンショートヘアの文太くん（取材当時10才）とアメリカンショートヘアの虎太郎くん（取材当時5才）がケンカをする動画の一場面です。
ふだんはとても仲よしなのですが、何かのスイッチが入るとゆるいケンカが起きるといいます。

「ヤメイ」「ヤメイ」「ヤメイ」

冒頭の写真のように、文太くんのパンチから始まったケンカ。すると、虎太郎くんが文太くんの前足を払うように、自分の前足を振り上げました。

「ヤメイ」「ヤメイ」

激しく戦っているように見えて、このケンカは何かが違います。
そう。どちらのパンチにも威力がなく、優しいのです。

しかし、前足を振り払われた文太くんは、再び虎太郎くんに前足を振りかざします。

「ヤメイ」「ヤメイ」

最終的には虎太郎くんが文太くんの前足をクンクンし始めて、優しいケンカは終結に向かうのでした。

この動画を見たフォロワーからは、「めっちゃかわいすぎる。エンドレスで見ていられますね」「さいこ～にほっこり、いただきました」「最後に『せんのか～い』。2匹はお笑い事務所所属？」というコメントが。1.6万人が「いいね」を押すほど話題になりました（2025年2月21日時点）。

ヤメいヤメいヤメい…… 🐾 pic.twitter.com/g9v5hvuKtV
— Bunta (@Bunta36363764) February 5, 2025

【獣医師解説】猫は相手によって「手加減」する？

文太くんの毛づくろいをする虎太郎くん — 文太くん（写真下）の毛づくろいをする虎太郎くん（写真上）

「ふだんはとっても仲よし」だという2匹のケンカ。このときの2匹の心情について、ねこのきもち獣医師相談室の山口みき先生に聞いてみました。

――ケンカをしている虎太郎くんと文太くんですが、どちらも優しいパンチです。2匹はどのような気持ちだったと推測できますか？

山口先生：
「遊びの延長のじゃれあい、やや気が立っているけれど本気までは至らない、などが考えられます」

――猫は仲のよい相手や年下の相手に対して「手加減をする」ことはあるのでしょうか？

山口先生：
「相手との関係性や相手の反応などを見て、対応を加減することはあるでしょう」

ほっこりとした気分にさせてくれる、虎太郎くん&文太くんのゆる～いケンカ。ずっと仲良しでいてほしいですね。