猫と暮らす
UP DATE
「猫×人」関係づくりの第一歩! 猫の気持ちをくみ取るヒントを専門家が解説
そこで今回は、猫の気持ちをくみ取るポイントなどについて、上智大学総合人間科学部心理学科准教授の齋藤慈子先生に教えていただきました。
猫のことをよく観察する
猫との付き合いは基本的に猫のペースに合わせることが大切。猫の行動をよく観察すると、猫が飼い主さんに甘えたいとき、逆に放っておいてほしいときがわかってきます。
猫のボディランゲージに目を向ける
例えば、「猫が飼い主さんを見て鳴く」→「飼い主さんが猫をなでてみる」→「猫がなでられるのを受け入れる」という一連の行動が成立した場合、このときの猫の鳴き声は「なでて」という意味ととらえることができます。
この場合の「鳴き声=なでて」はあくまでそのとき、その猫と飼い主さんの間で成立するものですが、猫のボディランゲージに注目することで、こうした“会話”を交わすこともできるのです。
“猫語”の基本をおさえる
- 要求する:人を見つめる/近寄ってくる/「ニャア」「ニャーン」などと鳴く など
- 喜ぶ:しっぽを高く上げる/のどをゴロゴロと鳴らす/体をすり寄せる など
- 遊びに誘う:しっぽをたてる/しっぽをくねらせる/前足でちょっかいを出す/仰向けになる/じゃれる など
- 恐怖:体を小さくする/体を後ろに引く/耳を平らに伏せる/瞳孔が開く など
- 不快:しっぽを左右に振る/耳がピクピクと動く など
- 威嚇する:体が弓なりになる/しっぽがふくらむ/瞳孔が開く/口角を後ろに引く など
参考/「ねこのきもち」2025年9月号『“人間関係”で考えたら…なるほど! 猫×人 カンケイの上手な築き方』
文/長谷部サチ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
UP DATE