冬は活動量に変化が！猫のトイレ・飲水量・運動の減りを予防しよう

猫は寒さに弱いといわれているので、気温が低くなる季節は、元気な猫でも活動が鈍りがちに。それだけに、冬は飼い主さんも悩みを感じやすくなるでしょう。オシッコをしない、水を飲まない、動かないという3つの悩みの対策を、モノカどうぶつ病院院長の小林清佳先生にお聞きしました。

オシッコをしない

寒い季節にトイレの回数が減りがちな猫。気温の低下で水分摂取量が減り、尿量が少なくなることに加え、トイレまわりが原因になっていることも。室温は快適でも、トイレまわりの床が冷たくて、行くのが億劫になっている可能性も考えられます。
普段から使っているトイレ付近の床にマットを敷いたり、暖かい場所にトイレを追加したりして、猫がトイレに行きやすくなるように工夫をしましょう。

水を飲まない

冬は水分摂取量が減り、運動不足にもなりやすいので、膀胱炎や尿石症のリスクが上がります。
充分に水を飲ませるためには、総合栄養食のウエットフードや、ドライフードに少量の水を加えて与えてみるといいでしょう。お気に入りの水飲み容器を使ったり、蛇口から出る水を与えたりと、愛猫が好む水の飲み方で飲水量を増やす方法もあります。

動かない

寒くなると、あまり動かずに寝てばかりになる猫も。そんな猫を運動させるためには、新しいおもちゃを用意したり、遊んだあとでフードやおやつのごほうびを与えたりしてモチベーションを高めましょう。
室内の温度を充分に暖かくしてから遊びに誘うほうが、猫も動きやすいでしょう。また、フードやおやつを猫タワーなどの高い場所で与えるようにすると、移動が発生して、運動不足を改善できるかもしれません。
※フードやおやつを与える際は、カロリー過多にならないように注意しましょう。

寒さに弱い猫にとっては、人が肌寒さを感じるときには、すでに防寒対策がなされているのが理想とされています。これから迎える冬本番に向けて、できる対策から進めましょう。

お話を伺った先生／小林清佳先生（モノカどうぶつ病院院長）
参考／「ねこのきもち」2022年12月号『猫は寒さが苦手だから… 冬の暮らしにまつわる相談、専門家がずばり回答！』
文／小崎華
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。

CATEGORY 猫と暮らす

2025/11/06 UP DATE