猫と暮らす
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飲み水を少しぬるめにしてみても。猫の「触覚」を心地よく刺激してあげる方法
そこで今回は、猫の感覚のなかから「触覚」をピックアップし、その特徴などについては哺乳動物学者の今泉忠明先生に、猫へのアプローチ方法については愛玩動物看護師の小野寺温先生にお話を伺いました。
猫の触覚にはどんな特徴があるの?
また、ヒゲはすべてが敏感な触毛で、風向きやモノの動きを捉えるほか、触れたものまでの距離を測る機能もあります。体の幅ぎりぎりの狭い場所を、たとえ暗くてもスムーズに歩けるのは、ヒゲのおかげなのです。
猫の触覚を刺激するアプローチ法(1)やわらかくあたたかな毛布を与える
猫にはあたたかく軽めの毛布を1枚用意してあげるのがおすすめ。猫はそのうえで寝ることもできますし、より温まりたいときは自らその中に潜り込むこともできます。
猫の触覚を刺激するアプローチ法(2)やわらかな地面で着地ができるように工夫する
猫タワーを設置するときや、猫がジャンプをするような遊びをするときは、肉球がしっかりと踏みしめられるやわらかな環境にするのがおすすめ。ラグやカーペットを敷くとよいかもしれません。
猫の触覚を刺激するアプローチ法(3)やさしくなでたりブラッシングをしたりする
なお、猫は背中や顔まわりを触れられるのは好みますが、おなかやしっぽの付け根などは嫌がる傾向があります。愛猫がどこを触られるのが好きなのか、少しずつ試しながら把握できるとよいですね。
猫の触覚を刺激するアプローチ法(4)フードや水は生温かいものを与える
そこで、ドライフードを与えている場合はぬるま湯でふやかし、ウエットフードを与えている場合は湯銭や電子レンジで温めるとよいでしょう。なお、寒い冬は飲水量が減る傾向があるので、人肌程度に温めると飲むことがあります。
参考/「ねこのきもち」2023年11月号『猫ならではの「五感」にアプローチ キャットセンスを磨こう!』
文/長谷部サチ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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