猫と暮らす
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与える飼い主が増えている 猫の「ウエットフード」のメリットを専門家に聞いた
そこで今回は、猫にウエットフードを与える健康面でのメリットについて、獣医師の山本宗伸先生にお話を伺いました。
口腔環境に問題がある猫でも食べやすい
口腔環境に問題がある猫は、炎症が起きている歯肉にドライフードが当たるのを嫌がり、食べることをやめてしまう場合があります。やわらかい触感のウエットフードなら、そういった状況にある猫でも食べやすいでしょう。
ただし、口腔環境の問題で食欲がないときは、動物病院を受診するようにしてください。
薬やサプリメントを混ぜて食べさせることができる
液体ならそのまま、錠剤なら細かく砕いて、好物のウエットフードに混ぜればOKです。ただし、錠剤のなかには砕いてはいけないものもあるため、あらかじめ獣医師に相談しましょう。
なお、食べ残しがあると薬の容量が守れなくなってしまうので、空腹時に与えて食べきったかをしっかりと確認してください。
療法食の選択肢が広がる
尿石症、腎臓病、食物アレルギー、胃腸や消化器のケアなどの療法食にはウエットフードもあるため、ドライフードの食いつきが悪いときにウエットフードを食べることができれば、フードの選択肢が広がります。
尿石症にかかるリスクを軽減できる
なお、近年の研究によると、ドライフードを主食にしている猫は、ウエットフードを主食にしている猫に比べると、約16倍も尿石症になりやすいという数字も出ているようです。
参考/「ねこのきもち」2023年11月号『おいしいだけじゃない!メリットもたくさん!! 愛猫にウエットフード与えていますか?』
文/東里奈
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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