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愛情表現のときもあれば警戒されていることも 猫が目を細める理由

ふだんはつい見過ごしてしまいがちな、猫が目を細める瞬間。しかし、このしぐさには、猫の気持ちを理解するためのヒントが隠されているのです。

そこで今回は、猫が目を細めるしぐさをする理由について、獣医師の藤井仁美先生にお話を伺いました。

猫が目を細める理由(1)リラックスしている

ブリティッシュショートヘアのハニちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
飼い主さんに頭をなでられているときなど、猫はリラックスしたときや気持ちがよいときに、目を細めることがよくあります。

そのほか、毛づくろいをしているときや、日向ぼっこをしているときなどにもよく見られますが、このときの猫の気分はほとんどストレスがない状態といえるでしょう。

猫が目を細める理由(2)眠い

スコティッシュフォールドのさくらちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
リラックスした気分がより深まると、猫は眠くなることがあります。このとき猫の目が細くなるのは、重たくなってきたまぶたを、がんばって開けている状態だから。

そんな眠そうな猫の姿を見ると、思わずなでたくなる人もいるかもしれません。しかし、せっかくの心地よい気分に水を差すことになる場合もあるので、そのままゆっくり眠らせてあげましょう。

猫が目を細める理由(3)まぶしい

ミヌエットのゆきちくん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
まぶしいときに猫が目を細めるのは、光を強く感じて目を開けていられない状態。反射行動のひとつです。

このときの猫の気分は、ややストレスを感じているといえます。暗闇でも物が見える猫の目は、光を取り込みやすい構造になっているので、もしまぶしそうにしていたら光を遮ってあげてください。

猫が目を細める理由(4)敵意がない

ラグドールのめるもくん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫が飼い主さんのほうを見て目を細めているときは、愛情表現の場合もありますが、「敵意はないのでやさしくしてね」などと警戒されている可能性も十分考えられます。

猫同士が鉢合わせすると目を細めてケンカになるのを回避することがありますが、飼い主さんに対しても「イヤなことはしないでね」というサインを送ることがあるのです。

猫が「敵意がない」と目を細めてきたときは、飼い主さんも表情をやわらげて目を細めてあげてください。
猫がどんな理由で目を細めているのか、そのときの状況などから判断し、適切な対応を取ってあげられるとよいですね。
お話を伺った先生/藤井仁美先生(獣医師 獣医行動診療科認定医 ペット行動カウンセラー)
参考/「ねこのきもち」2023年2月号『そのときの気分をお天気マークで解説! 目を細める猫の気持ち』
文/長谷部サチ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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